要約:10,000文字を読者に読んでもらうためには?実際の原稿を見ながら解説(ゲスト:佐藤友美さん)

※AIツールを利用して、今回の話を要約しました。

ほぼ修正はしてないので実際の内容と相違している部分があります。
参考資料としてお使いください。

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さとゆみさんが語る「1万字の長文インタビューを読者に読んでもらうための工夫」【完全まとめ】

この文章は、ライターのさとゆみ(佐藤友美)さんが「1万文字のインタビュー記事を読者に読んでもらうための方法」というテーマで語った内容を網羅的にまとめたものです。
さとゆみさんの具体的な赤入れ事例を交えながら、読者を惹きつける文章構成、取材のコツ、ライターとしての心構えまで、実践的なノウハウが語られています。


なぜ、あえて「1万文字」の長文記事にこだわるのか

さとゆみさんは、読まれるか読まれないかは文字数とは関係なく、「面白ければ長くても読まれ、つまらなければ短くても読まれない」と考えています。
その上で、1万文字という長文には、書き手と取材される側の双方に大きなメリットがあると言います。

<書き手側のメリット>

  • 圧倒的な練習量になる
    通常の記事(約2500字)の4本分に相当するため、1回の取材で4倍の練習ができ、編集者も効率的にフィードバックできる。
  • 新人でも意外と書きやすい
    1〜2時間の取材内容をほとんど削ることなく記事にできるため、「どこを削るか」というプロの仕事で最も難しい作業が不要になる。

<取材される側のメリット>

  • 特別な取材として受けてもらいやすい
    どんなに著名な方でも「1万文字のインタビュー」は受けたことがない場合が多く、多忙な方でも「それなら」と受けてくれる可能性が高まる。
  • 決定版のポートフォリオになる
    取材対象者の「これを読めば私がわかる」という決定版の記事になるため、喜んでもらえる。

最も重要なのは「リード文」と「冒頭」

1万文字の記事を読んでもらうには、最初の一章(特にリード文と冒頭)で読者の心を掴むことが全てです。
ここで推進力がつかなければ、決して最後まで読まれません。
さとゆみさんは、編集の力の8割をこの一章に注いでいると語ります。

読ませるリード文の2つの役割

  1. 「この記事を読む価値がある」という証拠を示す
    この記事を読むと、どんないいことがあるのかを提示する。
  2. 「謎(クイズ)」を提示する
    読者に「なぜ?」「どうして?」という疑問を投げかけ、その答えを知りたいと思わせることで、先を読み進めてもらう。

【事例1】多田さんの記事(チャレンジドチア)

  • リライトのポイント:興味のない人を引き込む「謎」
    「トップアスリートのトレーナーだった多田さんが、なぜ今、障害のある子供たちのチアに全力を注いでいるのか?」という、読者が最も興味を引くであろう「謎」をリード文で提示しました。
  • 普遍的なテーマへの昇華
    多田さん個人の物語から、「なぜ人は新しい挑戦をするのか」といった、多くの読者が自分事として捉えられる普遍的なテーマへと話を広げています。

【事例2】戸塚さんの記事(『1年で億り人』著者)

  • リライトのポイント:「ねえねえ、聞いて!」の精神
    取材者がその日一番心が動き、面白いと感じたエピソードから書き始めることが重要です。
    戸塚さんの記事では、「著者が45Lのゴミ袋から服を取り出した」という強烈なエピソードから始めることで、読者の心を一気に掴みにいきました。
  • 映像を見せる
    「ゴミ袋から服を出した」「前髪を自分で切った」といった具体的な行動や会話を描写することで、読者の頭の中に鮮やかな映像を浮かばせ、その場の空気感を伝えています。

読者を惹きつける記事構成の原則

1.起承転結の「起」から絶対に始めない

  • 「〇〇で生まれて…」といった生い立ちから始めると、その人にまだ興味を持っていない読者は離脱してしまいます。
  • テレビ番組の「アバン(冒頭のハイライト映像)」を意識し、まず「今、この人は何をしている、どんなにすごい人なのか」を提示し、読者の興味を引いてから、その「きっかけ(過去の話)」に入る構成が効果的です。

2.記事の「メインディッシュ」を決める

  • 全ての出来事を均等に書く「幕の内弁当」のような記事は、結局何も印象に残りません。
  • この記事で一番見せたい場所(核となるエピソード)はどこかを決め、そこにスポットライトを当てる「とんかつ弁当」のような構成を目指すべきです。

【実践編】読者の心に届くインタビューと描写の技術

1.「再現VTR」を作る意識で取材する

読者の頭の中に映像を浮かばせるシーン描写は、記事の離脱を防ぐ強力な武器です。
そのためには、取材の段階で「再現VTR」を撮るディレクターになったつもりで質問することが重要です。

  • 感情ではなく「行動」を聞く
    「衝撃を受けました」という言葉で終わらせず、「その時、どこで、何をしていましたか?」「周りには誰がいましたか?」など、五感で感じられる具体的な情報を徹底的に聞き出します。
  • キャラクターの矛盾や違和感を見逃さない
    「勉強が嫌いだった少年が、なぜ本を読んだのか?」のように、話の中で出てくるキャラクターの行動の矛盾点に気づき、その理由を深掘りすることで、思わぬ本音や面白いエピソードが引き出せます。

2.インタビュー中は「聞くこと」に100%集中する

  • 次の質問を考えたり、PCでメモを取ったりすると、相手の話への集中力が落ち、重要なサインを見逃してしまいます。
  • インタビュー中は相手の話に没入し、映像を思い浮かべながら聞くことが何よりも大切です。沈黙や間を恐れる必要はありません。

3.録音した音声は「等倍速」で必ず聞き返す

  • 自分が相手の話をいかに聞いていなかったか、突っ込むべき箇所でスルーしてしまったかなどを反省するために、録音した音声を聞き返すことは非常に重要です。
  • 倍速ではなく等倍で聞くことで、その場の空気感や間の意味を再確認でき、それがライターが唯一成長できる方法だと、さとゆみさんは語ります。

ライターとしてのスキルアップと心構え

  • 取材の「軸(クエスチョン)」を明確にする
    企画段階で「なぜこの人に話を聞きたいのか?」という根源的な問いを明確にしましょう。その「謎」が記事の軸になります。
    また、取材中に当初の想定より面白い「謎」に出会ったら、躊躇なくそちらに乗り換える柔軟性も大切です。
  • 日常的に「取材の練習」をする
    レストランの店員さんや自分の子供など、日常的に出会う人に質問を重ねる練習をすることで、取材力は格段に向上します。
  • 主語のサイズに気をつける
    「僕たちの取り組み」といった大きな主語は、意図せず手柄を独り占めしているような印象を与えかねません。誰が読んでも誤解のないよう、主語の選び方には細心の注意を払いましょう。

【告知】「CORECOLOR(コレカラ)」のクラウドファンディングについて

さとゆみさんが主宰するライティングゼミのメディア「CORECOLOR」が、現在クラウドファンディングを実施中です。

  • 目的
    遠方への取材交通費や、ライターへのより良い謝礼の確保など。
  • 注目のリターン
    1. 特別セミナー「ライティングスキルを拡張する3つの方法」
      さとゆみさん、ひろさん(当日のインタビュアー)、泉さんの3名が、ライティングスキルを活かして仕事の幅を広げる方法について語る、リアル開催のセミナーです。
    2. ZINE(ジン)「まだ、全然、間に合う」
      さとゆみさんが毎日書いているエッセイをまとめた特別な冊子。購入者一人ひとりの悩みや興味に合わせ、さとゆみさんが読むべきページを選び、手書きのメッセージとしおりを添えて送られます。非常に心のこもった、世界に一冊だけの本となります。