※AIツールを利用して、今回の話を要約しました。
ほぼ修正はしてないので実際の内容と相違している部分があります。
参考資料としてお使いください。
Webライター向け 質問回答会 まとめ
登壇者(講師)
- 中村昌弘さん:司会進行。Webライターラボおよびコンプロ(コンテンツプロデューサー)コース運営。
- 藤原友亮さん:営業歴15年の知見を活かすサポーター。Web制作やディレクションなども幅広く手掛ける。
- 佐藤誠一さん(※音声内「誠一さん」):ライター歴11年でSEOに強いサポーター。AIツールの活用にも精通。
Q1:販路拡大・営業方法について(HP制作など)
【質問】
HP制作などの案件を増やしたいが、手応えのある営業先が見つからない。自分のサービスのリスティング広告を出そうか迷っている。
【回答】
- 藤原さん:
- 身近なところから「言いまくる」:リアルな知り合い、昔の友人、既存のクライアントに対し「自分はHPが作れる」と言いまくるのが営業の基本。巡り巡って紹介されることが多い。
- ターゲットを見極める:「新しく会社やお店を作った人」「新サービスを始めた人」がHPを欲しがっている層。親や親戚など、Webに詳しくない人も意外なターゲットになり得る。
- 広告出稿は賛成:数百円から始められるため、失敗しても良い経験になる。
- SNSは営業の舞台:ただの日常(昼ご飯など)を投稿するのではなく、「仕事の楽しさ」や「実績」など、発注者の目線を意識した発信をすることが大事。
- 中村さん・佐藤さん(補足):
- コミュニティ内で「水族館が好き」と言い続けた結果、書籍執筆の依頼に繋がったライターの事例もある。
- Facebookなど、昔の会社の同僚(独立した人など)からの繋がりで仕事が来ることも多い。
Q2:インプット情報のストックと管理方法
【質問】
勉強したこと(知見)のストック・整理について、現在はスプレッドシートやNotionを使っているが、もっと良い方法はあるか?
【回答】
- 中村さん:
- 最近はAIコードエディタの「Cursor(カーソル)」で全て管理している。
- 最大のメリットは「AIに直接呼び出せること」。Cursor内に「知見」「クライアントワーク」「自分のコンテンツ(文字起こし等)」のフォルダを作り、テキストで保存しておく。
- AIのチャット欄で「@」を入力するとこれらのファイルを指定できる。例えば、「自分の音声の文字起こしデータ」と「X(旧Twitter)でバズる書き方のノウハウデータ」を同時に呼び出し、「このノウハウを加味して、この文字起こしからXの投稿を作って」と指示ができる。
- 過去の全データをCursorに入れておけば、AIが勝手に学習・参照してくれるため、生産性が劇的に向上する。
Q3:Cursor利用時のプロンプト作成について
【質問】
Cursorを使う際、プロンプト作りはGensparkなど別のAIを使った方が良いか?
【回答】
- 佐藤さん:
- Cursorだけで全く問題ない。CursorにはChatGPT、Gemini、Claudeといった優秀なAIが内蔵されており、プロンプトを作らせる能力も非常に高い。
- せっかく複数のAIが使えるので、それぞれにプロンプトを作らせてみて、一番良いものを採用するという使い方もおすすめ。
Q4:「上流の仕事を巻き取る」とは具体的に何か?
【質問】
よく言われる「上流の仕事を巻き取る」とはどういう状態か?また、どうすれば巻き取れるのか?
【回答】
- 藤原さん:
- 多くのWebライターは頼まれたものを作る「川下」にいる。上流とは「何をどう売るか戦略を決める」ポジションのこと。
- 巻き取る方法①「全体を見ようとする」:クライアントが本当に売りたいものは何かを理解する(例:カローラの体験談を依頼されたが、本当に売りたいのはレクサスではないか?と視座を高く持つ)。
- 巻き取る方法②「相手が欲しいものを本気で考える」:「私はインタビューが得意です」と自分ができることをアピールするのではなく、相手の課題解決を提案する。
- 現場(川下)で手を動かしている知見を活かし、「1人のインタビューより座談会の方が説得力が出ますよ」などと提案することで「こいつできるな」と思わせる。
- 広告運用や動画編集など、自分にできないことはプロに外注し、自分がディレクター(窓口)に回ることで上流のポジションを獲得できる。
- 中村さん(補足):
- ヒアリングが最重要。間に自分が入ることでクライアントのためになるなら、堂々とディレクション料を上乗せして請け負うべき。
Q5:Webライターとして長く生き残っている人の共通点
【質問】
長くライターとして生き残っている人には、どのような共通点があるか?
【回答】
- 中村さん:
- 基本的なライティング能力:AIが書いた文章の「粗(不自然な点など)」を判断し、修正できる能力は必須。自力で書いた経験がないと通用しない。
- コミュニケーション力:「この人をクライアントに紹介して大丈夫か」という安心感。Xで暴言を吐くような人は紹介しづらい。
- 横の繋がり(仲間):生き残っている人で孤独な人はいない。同業者との交流、情報交換、仕事の紹介、メンタルの維持が大切。オフラインイベント等に足を運ぶ努力をしている。
- 打席に立つ回数:一つの出会いから仕事が大きく広がることがある。目の前の仕事を一生懸命やりながら、スケールするタイミングを待つ。
- 自分の強みを自覚している:取材、図解、フロント業務など、自分の強みをメタ認知して戦っている。
- 佐藤さん・藤原さん(補足):
- 大手企業はSNSの発信内容を厳しく審査している。インプレッション稼ぎのための過激な発信・炎上狙いは見えない損失(信用の失墜)を生むため避けるべき。
- 今の環境を楽しんでいる、へこたれない(レジリエンス)、謙虚さ、クライアントへの感謝の気持ちを持つ人がしぶとく生き残っている。
Q6:AIによる業務効率化の勘違い・非効率なケース
【質問】
AIで効率化できたと勘違いしがちなケース、逆に非効率だと感じるケースは?
【回答】
- 佐藤さん:
- AIに記事を書かせたのに、結局8割方自分で手直ししているケース。これはプロンプトの指示が不十分であり、本当の意味で効率化できていない。
- 藤原さん:
- 「効率化しなきゃ」「新しいAIツールを触らなきゃ」と焦りすぎると落とし穴にハマる。自分が非効率だと感じるなら、無理にAIを使わずにやめればいい。
- 中村さん・佐藤さん:
- AIが出力した資料や文章を、レビュー(チェック)せずにそのままクライアントに納品するのは非常に危険。
- 基本的なライティング力(自力で書く経験)がないと、AIの文章の良し悪しが判断できない。「AIの丸投げで時短」と勘違いしていると、クオリティの天井が低くなりプロとして厳しい戦いになる。まずはライティングの基礎をしっかり学ぶことが結果的に一番の近道。
延長戦(録画停止後の質疑応答)
Q7:AIツールの良し悪しの判断基準とおすすめは?
- 佐藤さん:「レギュレーション(指示)に近い出力ができるか」「プロンプトの言うことをどれだけ忠実に聞くか」で判断。現状の記事制作においては「Claude(クロード)」一択で十分。
- 藤原さん・中村さん:両者ともに執筆にはClaude(有料版)をメインで使用。日本語の文章力が圧倒的に高く、中村さんはChatGPTを解約したほど。
Q8:HP制作でライター以外(デザイナーやコーダー等)と組むには?
- 藤原さん:最近はAI(Claude等)がコーディングまで行ってくれるため、ライター1人でも作れるようになってきている。人と組む場合は、自身は「ディレクター兼ライター」として立ち、実績のあるデザイナー等と組んで指示出しをするのがおすすめ。
- 中村さん:優秀なパートナーを見つける方法は「人脈」しかない。オフラインの場に顔を出す、コミュニティで交流する、一緒に仕事をしてみるなどして、相性の良い人を探す地道な行動が必要。
Q9:ポートフォリオ用の記事作成について
【質問】
金融案件の営業用にAIなしでポートフォリオを書いている。何記事くらい用意すべきか?(自分は3〜4記事を想定)
- 中村さん:3記事程度で十分。数よりも「1記事にどれだけ時間をかけて渾身のものに仕上げるか」が重要。
- 藤原さん:自力で書いた上で、AI(Claude等)に添削させてブラッシュアップするのは全く問題ない。
- 中村さん:もし機会があれば、数千円払ってプロ(人間)の添削サービスを受けてみるのも、客観的な視点が得られるのでおすすめ。
全体の総括メッセージ
- AI時代だからこそ「基礎的なライティング力」が武器になる。AIの出力を鵜呑みにせず、修正・判断できる力が必須。
- 「言いまくる(発信する)」「打席に立つ」「仲間を作る」といった泥臭い行動や人脈構築が、最終的に大きな仕事(上流の仕事)や長期的な生き残りへと繋がる。
- 自分のスキル(できること)を押し付けるのではなく、「クライアントが本当に求めているもの」をヒアリングし、提案する視座を持つことが、単なる「川下」から抜け出す最大のカギである。
