※AIツールを利用して、今回の話を要約しました。
ほぼ修正はしてないので実際の内容と相違している部分があります。
参考資料としてお使いください。
【要約】AIが書いた記事を添削してみよう(講師:ゆらりさん)
AI技術がどれほど発達しても、基礎的なライティング力や編集力がなければAIに取って代わられてしまいます。本講義では、フリーランスライターのゆらりさんを講師に迎え、AIが作成した記事を実際に添削(編集)するプロセスを解説していただきました。司会・補足は中村さんが担当しています。
1. 添削原稿の前提条件
今回の講義で使用したのは、以下の架空の設定で作成された原稿です。
- クライアント: サウナWebメディア
- 掲載媒体: note
- 目的: サウナ好きな人に来てもらうこと、サウナに興味がない人にも面白そうと思ってもらうこと
- 記事の方向性: SEO記事ではなく、ライターの「体験談ベース」の記事
- 原稿の作成方法: ゆらりさんが音声で話した内容を文字起こしし、AI(Claudeの有料版)に記事化させたもの
これを、読者に響く「体験談記事」へとブラッシュアップしていきます。
2. リード文の添削:ありきたりな共感(SEO風)からの脱却
【Before】
「皆さんは、こんな気持ちになったことはないでしょうか。好きな趣味はあるけれど、仕事とは切り離して考えていた。〜(中略)〜 私はもともと銭湯やサウナが大好きで〜」
【添削のポイント】
AIは指示がないと、SEO記事でよく見る「典型的な共感のリード文」を書きがちです。しかし、noteの体験談記事としてはありきたりで面白みがありません。
【After】では、読者の気持ちを代弁する形をやめ、「AIが台頭してライターの仕事はなくなる〜」という具体的な自身の体験と心情からスタートする構成に変更しました。
- 中村さんの補足: セールスライティング(LPなど)の手法である「共感の羅列」をSEO記事やnoteにそのまま持ち込むのは不適切です。「言わずもがな」な共感は読者に響かないため、書くとしても1行程度で十分です。
3. 見出しと本文の添削①:具体性と五感の情報を追加
【Before】 見出し:解像度が上がって、五感が研ぎ澄まされた
【見出しの修正】
見出し単体で何が書かれているかわからないため、**「お風呂に入る時の解像度が格段に上がった」**と、行動を補足してイメージしやすく修正しました。
- 中村さんの補足: スマホで流し読みする読者は、見出しの先に何が書かれているか想像できないと指を止めません。見出しには「答え」を書くことが重要です。
【本文の修正】
- 冗長な表現のカット: 「正直そこまで深く考えていませんでした」「暖かくて気持ちよかったで終わっていた」など、意味の重複を削り、一文をスッキリまとめました。
- AIには書けない「具体性」の追加: 観察力を上げるために「温泉ソムリエやサウナ・スパ健康アドバイザーの資格を取った」という具体的な行動を追記し、リアリティを出しました。
- 五感の情報を追加: 施設の魅力を語る部分に、「常連さんたちの活気(聴覚)」「アロマ水のいい香り(嗅覚)」「スタッフの掃除の様子(視覚)」など、現地でしか得られないリアルな情報を追記しました。
4. 見出しと本文の添削②:接続助詞「〜で」の排除と一文の短縮
【Before】 見出し:オーナーさんの話が聞けて、施設がもっと好きになった
本文:これが私にとって一番の収穫かもしれません。
【見出し直下の文章の修正】
見出しの直後に「これが私にとって〜」と書かれても、読者は「何の話?」と置いてきぼりになります。**「取材の醍醐味といえば、人の話を聞けること」**と言い換えました。
- 中村さんの補足: 見出しと本文は切り離して考えるべきです。「見出しの続き」として一文目を書き出すのは、AIによくある失敗です。
【本文の修正】
- 意味のない接続助詞「〜で」を削る: 「大好きな銭湯で、取材させていただいた時、オーナーさんの話を聞いて〜」といった意味のない順接の「〜で」は読みにくさの原因になります。句点で区切り、文章を分けました。
- 一文を短くする: AIは120文字以上の長い一文を作ることがあります。ダラダラと続くと要点がぼやけるため、適切な長さ(70文字・50文字程度)の2文に分割しました。
- 中村さんの補足: 接続詞や接続助詞は、後に続く文章の「方向指示器」です。順接の「〜で」は方向を示せないため、なるべく使わない、または句点で区切る癖をつけましょう。
5. 炎上対策とリスク管理:メタ認知を持つ
【問題のあった箇所(Before)】
「(プレオープンなどに呼ばれ)本来なら1回3000円かかるサウナや、1泊2万円のグランピング施設まで無料で体験させてもらいながら、さらに原稿料をいただけるわけです。こんなことがあっていいのかと思うくらい〜」
【添削のポイント:炎上の種を削除する】
ライターとしては事実であり嬉しい体験でも、表向きに「タダで体験できて原稿料ももらえる」と書くのはNGです。読者やクライアントが不快に思い、メディアの不利益や炎上に繋がる可能性があるため、このエピソードは全削除しました。
【本文のさらなる修正】
- 曖昧な表現を具体的に: 「芸能人並みに有名な人たち」というAIの表現を、「ヒャダインさん」など具体的な固有名詞に変更しました。
- 誤解を招く表現の修正: 「招待していただいた」という表現は「個人的な関係による特別扱い」と誤解される可能性があるため、「参加しました」に変更しました。
- 中村さんの補足: AIは「劇的に」「大きく」といった曖昧な言葉を使いがちです。数字や具体例に落とし込み、「ふーん」で終わらせない文章にすることが大切です。
6. 結びの添削:「翻訳」して無理な行動喚起を削る
【Before】
「〜最初から全部仕事にしなきゃと考えなくていいのかもしれません。もし趣味を仕事につなげたいなと思っている方がいたら、ぜひ一歩踏み出してみてください」
【添削のポイント】
- ふわっとした言葉の「翻訳」: AIが書いた「仕事としての適切な距離感」「全部仕事にしなきゃと考えなくていい」という表現は抽象的です。これを、ゆらりさん自身の本音である**「『好きなことがやりたい』から『やらなくちゃいけない』に変わってしまうと辛くなる」**という言葉に「翻訳(言語化)」して書き直しました。
- 無理な行動喚起の削除: 「ぜひ一歩踏み出してみてください」「見える世界が変わります」といった、ありがちでSEO的な「読者への行動喚起」は体験談(note)には不釣り合いなため削除し、自分自身の感想で締めくくりました。
7. まとめ(講義で持ち帰ってほしいこと)
最後に、お二人から「AI記事を編集する上で最も重要なポイント」が語られました。
■ 中村さん:ライターの腕の見せ所は「翻訳力」
AIの書いた文章がスッと頭に入ってこない時、「結局、何が言いたいの?」と問い続け、読者に伝わる言葉に**「翻訳」**してあげる必要があります。これができなければAIのままで良く、ライターの介在価値がなくなってしまいます。
■ ゆらりさん:炎上を防ぐ「客観的視点(メタ認知)」
AIは、ナイーブな表現や炎上しそうなデリケートな話題をスルーしてしまいます。音声入力や取材相手の言葉をそのまま文字にするのではなく、「この表現で誰かを傷つけないか」「クライアントに不利益を与えないか」というアンテナを張り、人間の手で炎上対策を行うことが非常に重要です。
