※AIツールを利用して、今回の話を要約しました。
ほぼ修正はしてないので実際の内容と相違している部分があります。
参考資料としてお使いください。
ライターはメディアの裏側も知っておこう!マネタイズから重宝されるライターの条件まで
■ ゲスト:仲真穂(なか まほ)さん
Webメディアの編集・ディレクション歴約9年。『絵本ナビ』のWebメディア立ち上げから始まり、『ママスタセレクト』『saita』などの編集を経験。現在は企業のオウンドメディアや『日本の資格・検定』などの編集に携わる。
■ 企画の背景
独学でSEOライティングから仕事を始めたWebライターの多くは、メディア企業での編集経験がなく、「メディアがどうやってお金を稼いでいるのか(マネタイズ)」「どのような流れで記事が作られているのか」を知らない傾向にあります。自分が書いた記事が掲載されるメディアの裏側を知ることで、よりメディアに貢献できるライターになれるという狙いから、本対談が企画されました。
1. メディアの種類と「お金の稼ぎ方(マネタイズ)」
仲さんによると、Webメディアは大きく以下の4つに分類されます。
- 母体が出版社のWebメディア(例:ダイヤモンド・オンライン、東洋経済オンラインなど)
- 母体が出版社ではないWebメディア(例:ITmedia、ママスタセレクトなど)
- オウンドメディア(例:サイボウズ式、企業のnoteなど)
- キュレーションメディア(例:Yahoo!ニュース、SmartNews、Gunosyなど)
それぞれのメディアは、以下のようにしてマネタイズ(収益化)や目的の達成を図っています。
①・② 出版社系 / 非出版社系メディアの収益構造
主に「広告収入」「有料会員(サブスクリプション)」「タイアップ記事(PR記事)」「イベント・セミナー」などで収益を上げています。
特に大きなウエイトを占めるのが「広告収入」です。広告には大きく2種類あります。
- 純広告:企業の営業担当が「この枠に広告を出しませんか?」と直接売り込む買い切りの広告。単価は高いが、最近は売れにくくなっている。
- アドネットワーク:読者の検索履歴や属性(年齢・性別など)に合わせて自動で表示される広告。表示回数(PV)やクリック数に応じてチャリンと収益が入る。
【ライターが意識すべきポイント:広告単価と企画の関係】
アドネットワークの広告単価は、読者層によって変わります。金融、不動産、高級車、お受験など「高所得者層」が興味を持つジャンルは広告単価が高くなる傾向にあります。
そのため、編集部は「社会的意義のある記事」を作りたいという理念を持ちつつも、メディアを存続させるために「高所得者層を呼び込める(=広告単価が上がる)企画」と抱き合わせで運営しているというリアルな裏事情があります。
また、記事が複数ページに分かれている(ページネーションがある)のも、ページをめくるごとにPVがカウントされ、広告が表示されるからです。ライターは「最後まで離脱されず、次のページへめくらせる記事」を書くだけでも、メディアの売上に大きく貢献できます。
③ オウンドメディアの目的
オウンドメディアは、記事単体で直接的なお金を稼ぐことを目的としていないケースが多いです。
主に「自社サービスの認知拡大」「企業ブランディング」「採用強化」「見込み客の獲得(ホワイトペーパーのダウンロードなど)」といったマーケティング目的で運営されています。最近では、立ち上げが簡単でドメインパワーの強い「note」をオウンドメディアとして活用する企業も増えています。
④ キュレーションメディアの仕組み
Yahoo!ニュースなどのキュレーションメディアは、提携している各Webメディアから記事のデータ提供(API連携)を受けて掲載しています。
メディア側がキュレーションメディアに記事を掲載するメリットは2つあります。
- レベニューシェア:Yahoo!上で記事が読まれ、そこに表示された広告収益の一部が元メディアに分配される。
- 自社サイトへの流入:記事内のリンクや関連記事から、元メディア(自社サイト)へ読者が流入し、自社サイトのPV・広告収益がアップする。
【ライターがSNSでシェアする際の注意点】
自分の記事がYahoo!ニュースに載った際、「Yahoo!に載りました!」とSNSで報告するのは問題ありません。しかし、SNSに貼るURLは「Yahoo!ニュースのリンク」ではなく、「元メディア(自社サイト)のリンク」にするべきです。メディア側としては、自社サイトに直接アクセスしてほしいと考えているため、この配慮ができるライターは編集者から「わかっているな」と評価されます。
2. 編集部の裏側:企画会議とライターからの持ち込み
Webメディアでは、月に1回や2週間に1回など定期的に企画会議が行われています。ライターに依頼するノルマの1.5倍ほどの企画を常にストックしておく必要があるメディアも多く、編集者は常に「企画・ネタ」を求めています。
特に毎日何本も記事を公開しているメディアでは、「いかにライターから企画を上げてもらうか」に頭を悩ませている編集者もいるほどです。
【ライターからの企画持ち込みは大歓迎!】 「ライターからの企画持ち込み」は、どのメディアでも喜ばれます。 持ち込みを成功させるためのコツは以下の通りです。
- 「媒体資料」を読み込む: 検索エンジンで「メディア名
媒体資料」と検索すると、広告主向けに作られた資料が見つかることが多いです。そこには「読者の年齢層・属性」「メディアが大切にしている理念やスタンス」が詳細に書かれています。これを読み込み、メディアの方向性に沿った企画を提案しましょう。 - AIを活用する: 媒体資料の内容と自分の企画案をAIに読み込ませ、「このメディアにこの企画を出すのはどう思う?」と壁打ちするのも有効です。
- 実績はnoteで作ればOK:
インタビュー記事の持ち込みをしたいが実績がない場合、まずは友人や知人にインタビューした記事を自分でnoteなどに書き、それを実績として提示すれば全く問題ありません。
3. 編集者に「次も頼みたい」と重宝されるライターとは?
編集者が「またこのライターさんに依頼したい!」と思うのは、文章が上手い人だけではありません。「編集者目線に立ち、コミュニケーションが心地よい人(=編集者のカロリーを下げてくれる人)」が圧倒的に重宝されます。
① 編集者の手間を減らす「気が利く行動」
- 返信が早い、質問に的確に答える。
- メディアの「表記ルール」をしっかり守る。
- 写真選びやキャプション(画像説明)の作成までやっておく。
- 写真の「ここをトリミングした方がいい」といった指示まで入れておく。
- CMS(noteやWordPress)に入稿する際の見え方を意識し、コピペしやすい状態で納品する。
たとえライターが選んだ写真が採用されなかったとしても、「ここには画像が必要だ」「こういうキャプションが良い」と考えて提案してくれた姿勢自体がありがたく、編集者側も「当メディアではこういう基準で写真を選んでいます」とフィードバックしやすくなります。
② 大幅な修正が入ったあとのリアクション
時間がないときなど、編集者がライターにフィードバックを戻さず、直接記事を大きく修正して公開する(「最終確認だけお願いします」と連絡する)ことがあります。
このとき、「ありがとうございます!」だけで済ませるのではなく、「自分の原稿がどう修正されたか」をしっかり確認することが重要です。
Diff(差分確認ツール)などを使って修正箇所を把握し、「今回は〇〇の部分を大きく修正していただきありがとうございます。意図を汲み取れず申し訳ありません。次回からはこのように執筆します」と一言添えられるライターは、「この人は自分の仕事に責任を持っている。次も頼もう」と思われます。
③ 案件を「自分ごと化」し、クライアント以上に考える
発注者(編集者)は、本音を言えば「いい感じに(よしなに)やってほしい」と思っています。一つひとつ指示を仰ぐのではなく、クライアント以上にそのメディアの読者や目的について深く考え、主体的に提案・行動してくれるライターは非常に心強い存在です。
もちろん、すべての案件に120%の熱量でコミットするとフリーランスは疲弊してしまいます。しかし、「このメディアが好きだ」「この編集者と長く付き合いたい」という“ここぞ”という案件においては、編集者の期待を一歩超える踏み込んだ対応を見せることで、継続的な信頼関係(さらには別の編集部への紹介など)に繋がっていきます。
おわりに
Webライターとしてただ文章を書くだけでなく、メディアがどう収益を上げ、編集者が何に困っているのかを想像できるようになれば、ワンランク上の提案や気遣いができるようになります。「メディアと同じ目線」を持てるライターを目指し、ぜひ日々の活動に活かしてみてください。
