※AIツールを利用して、今回の話を要約しました。
ほぼ修正はしてないので実際の内容と相違している部分があります。
参考資料としてお使いください。
AIでのリサーチ比較講座 まとめ
講師:
- 佐々木ゴウさん(ライター組合主催、日本AIライティング協会理事長)
- 中村さん(Webライターラボ主催)
はじめに:なぜ今、AIリサーチを学ぶのか
この講座では、「AIでリサーチを行う際に、どのAIを、どのように使い分けるか」という疑問に答えることを目的とします。
リサーチでAIを活用している人は増えていますが、
「なんとなく使っている」という方や、「まだ使っていない」という方にも、
具体的な活用法を知っていただくことで、仕事の効率を上げるヒントを提供します。
1. リサーチの定義とAI活用の重要性
リサーチとは何か?
- 単に情報を集めるだけでなく「執筆に必要な正しい情報を、効率的に集めること」です。
- しかし、その目的は執筆だけにとどまりません。
リサーチのもう一つの重要な目的:自身の「事前理解」
- 特に、クライアントへの取材を行う際に、この事前理解が極めて重要になります。
- 取材前に業界や相手企業について深く理解しておくことで、以下のようなメリットがあります。
- より質の高い、深い質問ができる。
- 取材相手からの信頼を得やすくなる。
- 取材中に知らない専門用語が出てきて慌てる、といった事態を防げる。
- (分かったふりをして後で困る、という状況を避けられる)
今回は、単なるAIツールの比較だけでなく、このような「実践的なリサーチの場面でAIをどう活かすか」という視点も交えて解説します。
2. どのAIツールを使うべきか?
今回、中心的に扱うAIツール
無料で使える、または比較的安価なプランがある以下の3つを主軸に比較します。
- ChatGPT (特にGPT-4o)
- Gemini (特に2.5 Pro)
- Claude
最近使わなくなったリサーチ特化AIツール
- Perplexity、Felo、Gensparkといったツールも非常に優秀です。
- しかし、最近は佐々木さん、中村さんともに使用頻度が減ってきています。
【使わなくなった理由】
- 記事作成まで一貫して行えないから
- ライターの最終目的は「執筆」です。
- リサーチ特化ツールで調べた後、別のツール(ChatGPTなど)にコピペして構成作成や執筆を行うのは非効率。
- 「調べたその場で、そのまま執筆に入れる」という流れが作れるAIの方が便利です。
- 生成AIの「記憶力(コンテキストウィンドウ)」が飛躍的に向上したから
- 以前のAIは数千文字程度しか記憶できず、過去のやり取りをすぐに忘れてしまいました。
- そのため、外部ツールで調べた要点を都度貼り付ける必要がありました。
- しかし、現在のAI(特にGemini 2.5 Proなど)は、数十万文字という膨大な情報を記憶できます。
- これにより、1つのスレッド内で「リサーチ → 整理 → 構成作成 → 執筆」という全工程を完結させることが可能になりました。AIは人間が忘れてしまったような過去の指示まで覚えていてくれます。
- 生成AIに「ウェブ検索機能」が標準搭載されたから
- 以前はリサーチ特化ツールの強みでしたが、今やChatGPTやClaudeも当たり前のようにウェブ検索を行います。
- そのため、わざわざ別のツールを使うメリットが薄れました。
3. 講師のリアルなAIの使い方とおすすめプラン
ツール選びの前提:「好きなものを使えば良い」
- ChatGPT、Gemini、Claudeは、どれも非常に高いレベルにあり、素晴らしいサービスです。
- 中村さんのように「ChatGPTのUI(見た目や操作感)が好きだから」という理由で選ぶのも全く問題ありません。
- 最終的には、自分が使いやすいと感じるツールを軸にするのが一番です。
講師の現在の使い方
- 中村さん:
- リサーチ:ChatGPT(UIが好み)
- 執筆:Gemini 2.5 Pro
- 佐々木さん:
- リサーチ:主にChatGPT
- 執筆:Gemini 2.5 Pro を使うことも多い。
- ChatGPT Plus(有料版)は契約しているが、無料版の性能向上により解約も検討中。
【最重要】コストパフォーマンス最強のおすすめプラン
現時点(2024年6月)で、Webライターにとって最もコストパフォーマンスが良いと考える組み合わせはこれです。
- ChatGPT Plusプラン(月額約3,000円)
- 最新モデルの利用や、後述する「ディープリサーチ」機能が使えるメリットは大きい。
- Google AI Studio 経由の Gemini 1.5 Pro(無料)
- 「AI Studio」は少し専門的に見えるGoogleのサービスですが、Googleアカウントがあれば誰でも最新版のGemini 1.5 Proを無料で利用できます。
- 注意点: AI Studioで入力したデータはGoogleのAIモデルの学習に使用されるため、クライアントの機密情報や個人情報の入力は絶対に避けてください。
この「ChatGPT Plus + AI Studio」の組み合わせで、月額3,000円程度で最先端のAI環境を構築できます。
(中村さんも「まさにこの使い方です」と同意)
4. 【実践編】AIリサーチの具体的な活用法
ケース1:取材前のリサーチ
Step 1:基礎知識のインプット
- 「〇〇株式会社はどんな会社ですか?」
- 「〇〇社の最新ニュースを教えてください」
- → まずは基本的な情報をAIに聞いて、全体像を把握します。
Step 2:競合調査
- 「〇〇社の競合を、サービスごとにまとめてください」
- → これを行うことで、業界内での取材対象の立ち位置が明確になります。
- →「他社は〇〇をしていますが、御社がそれをしていない理由は何ですか?」といった、比較に基づいた深い質問ができるようになります。
Step 3:専門用語の洗い出し
- 「〇〇業界(例:店頭プロモーション業界)について、取材前に知っておくべき知識や用語を教えてください」
- → AIが「リテールテック」「DX」などの専門用語をリストアップしてくれます。
- → 知らない単語があれば、その場で「〇〇って何ですか?」とAIに聞くことで、知識の穴を埋めることができます。
Step 4:YouTubeの活用
- 最近は多くの企業がYouTubeで情報発信しています。インタビュー記事にはない本音や裏話が語られていることも。
- Chrome拡張機能「YouTube Transcript & Summary」などを使うと、動画の文字起こしを簡単に取得できます。
- その文字起こしをAIに貼り付け、「この動画の要点をまとめて」「〇〇について語っている部分を抜き出して」と指示すれば、長時間の動画を視聴せずに内容を把握できます。
Step 5:【超おすすめ】AIによる「擬似インタビュー」
- これは非常に強力なテクニックです。
- ① 自分で考えた質問リストをAIに渡す。
- ②「あなたが〇〇社の担当者になりきって、この質問に答えてください」と指示する。
- AIは、これまで学習した情報をもとに、もっともらしい回答を生成します。
【擬似インタビューのメリット】
- 未知の単語や概念を発見できる: AIの回答の中に、自分が知らない言葉や文脈が出てきたら、それが「取材前に調べておくべきこと」です。
- 深掘りの練習になる: AIの回答に対して、「その点について、もう少し詳しく教えてください」と追加で質問することで、当日のインタビューのシミュレーションができます。
- 精神的な安心感が得られる: 一度、擬似的にインタビューを体験しておくことで、当日の緊張が和らぎます。
ケース2:SEO記事のリサーチ
Step 1:資料の読み込み
- クライアントから提供されたPDFやパワーポイントの資料をAIに読み込ませ、「この資料の要点をまとめて」と指示します。クライアント独自のノウハウを効率的に吸収できます。
Step 2:AI時代ならではの競合分析(AIO:AI最適化)
- Google検索だけでなく、AIの検索結果(AI Overviewなど)でどう表示されるかが、今後ますます重要になります。
- ①「(ターゲットKW)でおすすめの方法を教えて」とAIに聞く。
- ② その回答に、自分の記事で触れていないトピックや視点がないかチェックする。
- 例:「災害対策」の記事で、AIが「被害シナリオの策定」という項目を挙げたが、自分の記事にはなかった場合 → その項目を追加することを検討します。
- ③ 自社や自記事が紹介されなかった場合、「なぜ〇〇は紹介してくれなかったの?紹介された競合との違いは何?」とAIに聞いてみる。
- AIが何を重視して情報を取捨選択しているのか、そのヒントが得られます。
Step 3:記事のセルフレビュー
- 書き終えた記事や構成案をAIに渡し、客観的な視点でチェックしてもらいます。
- 【使えるプロンプト例】
- 「この記事で、追加でリサーチが必要な箇所はありますか?」
- 「根拠やソースが不足している主張はありますか?」
- 「『なぜそう言えるのか?』と疑問に思われそうな部分はどこですか?」
- 自分では気づきにくい「論理の飛躍」や「根拠の弱さ」を指摘してもらうのに非常に役立ちます。
5. AIリサーチの注意点とQ&A
注意点:AIはまだ嘘をつく(ハルシネーション)
- 「おすすめのカフェを教えて」と聞くと、存在しないお店を平気で紹介することがあります。これは2024年6月現在でも起こります。
- ファクトチェックは絶対に必要です。 AIの言うことを鵜呑みにしてはいけません。
- 必ず「引用元(ソース)を明記してください」と指示し、その一次情報を自分の目で確認する癖をつけましょう。
- AIはあくまで「リサーチを楽にしてくれるアシスタント」であり、最終的な責任は人間が負う必要があります。
Q&Aセッション
- Q. スレッドが長くなるとChatGPTが反応しなくなる。メモリを消去すべき?
- A. スレッドの長さが直接の原因であることは稀です。メモリを消去する必要はありません。まずはページを再読み込みしたり、少し時間を置いたりしてみてください。日頃の行いを良くすることも大切かもしれません(笑)。
- Q. AI Studio(無料)とGemini有料版で、出力の差はある?
- A. 出力品質に大きな差はほとんどありません。むしろAI Studioの方が最新モデルを先行して試せる場合があります。有料版の明確なメリットは、より深く広範囲に調査してくれる「Deep Research」機能が使える点です。
- Q. ChatGPTが出す引用リンクが、関係ないページだったりして信用できない。
- A. これは起こり得ます。モデルの性能にもよりますが、「引用元の文章も一緒に提示して」のように、より厳密な指示を出すことで改善する場合があります。しかし、根本的には「AIの出す引用は信用しきらず、必ず自分で確認する」という姿勢が重要です。
本日のまとめ
- AIリサーチは、執筆効率化だけでなく、事前理解を深め、取材や提案の質を上げるために非常に強力な武器となる。
- 現状のおすすめプランは「ChatGPT Plus + Google AI Studio」の組み合わせ。
- 「擬似インタビュー」や「AIO(AI最適化)の視点」など、新しいリサーチ手法を積極的に取り入れよう。
- AIは万能ではない。嘘をつくことを前提とし、人間によるファクトチェックを怠らないこと。
- AI業界は日進月歩。常に最新情報をキャッチアップしていくことが大切です。
