※AIツールを利用して、今回の話を要約しました。
ほぼ修正はしてないので実際の内容と相違している部分があります。
参考資料としてお使いください。
はじめに:質問回答会の概要
本日の会は、事前に寄せられた質問に4名の講師が回答していく形式で進行します。
- 司会進行: 中村昌弘 さん(Webライターラボ)
- 講師陣:
- 梅澤 浩太郎さん
- 芦田おさむしさん
- 藤原 友亮 さん
- 悠木まちゃさん
メインの回答者を質問ごとに振り分け、他の講師が補足する形で進められます。
【質問1】 時間がかかりすぎる仕事への向き合い方
【質問者:安部さん】
専業ライター2年目。医療系の案件を中心に執筆している。
記事単価は上がっているものの、時給換算すると厳しい状況。
特にリサーチや構成作成に10時間以上かかることもあり、推敲にも時間がかかってしまう。
他のライターの執筆本数と比べてしまい、焦りを感じる。
具体的なアドバイスやモチベーションの保ち方を教えてほしい。
【回答者:まちゃさん】
時間がかかりすぎる問題への対処法は、大きく分けて2つです。
- 時間をかけても大丈夫な高単価の仕事を受ける
- 作業を早くする
この2つの観点から、具体的な方法をお伝えします。
1. 高単価の仕事を受ける戦略
- 私自身、書くのが速い方ではないので、こちらの戦略を取ることが多いです。
- 「一記事に丸一日かけても大丈夫な単価はいくらか?」という基準で考えます。
- 例えば「一記事3万円なら丸一日かけても納得できる」といった自分なりのボーダーラインを設定します。
- 私も一記事に10時間以上かかることは普通にあります。そのため、一記事1万円などでは厳しくなります。
<月間での収入管理>
- 一記事単位ではなく、月間で考えるようにしています。
- 受注した時点で「その月の収入がいくらになるか」は確定しています。そのため、早く終えても遅く終えても月収は変わりません。
- 必要な月収を確保できたら、あとは納期まで限界までクオリティを上げることに集中します。
- 受注した案件をスプレッドシートなどに入力し、「何月にいくら入金されるか」を可視化しています。
- これにより、月初めの段階で「今月は必要な金額を確保できている」と分かり、精神的に安定します。
2. 早くやるための戦略(構成作成に絞って)
構成に10時間かかってしまう、という点に絞って、早くするための具体的な方法を5つ紹介します。
① 過去に調べた内容をメモしておく
- 同じ内容を再度リサーチする手間を省きます。
- 以前はスプレッドシートに要約だけをメモしていましたが、最近はドキュメントに一テーマ一ファイルでまとめています。
- 調べた内容をコピペし、重要箇所に線を引いたり、自分が疑問に思ったこと、そしてその疑問を解決するために調べたことと結論まで、思考のプロセスを全て記録します。
- 後で見返した時に、自分がどういう思考をたどるかが分かるため、再調査の必要がなくなります。
② H2見出しを先に決め、その内容だけをリサーチする
- 理想はテーマ全体を網羅的にリサーチすることですが、それでは時間がかかりすぎます。
- 結果的に構成に入らなかった部分のリサーチ時間は無駄になってしまうため、効率化のために割り切ります。
- 先にH2見出しを全て固め、その見出しに必要な情報だけを調べるようにします。
③ 調べている情報が「記事全体」で使うか「一つの見出し」で使うかを意識する
- リサーチの沼にハマり、深く調べすぎることがあります。
- しかし、その情報がH3見出しの中で一行使われる程度のものであれば、時間をかけすぎないように見極めます。
- 記事全体の執筆に支障が出る重要な情報でなければ、一旦飛ばして次に進むなど、力の入れどころを判断します。
④ 構成の様々な「型(パターン)」を知る
- 自分のスキルを上げることで、時間を短縮する方法です。
- 多くの構成パターンを知っていれば、「このキーワードなら、あのパターンが使えるな」とすぐに判断でき、構成作成が早くなります。
⑤ AIを使う
- リサーチのどの部分に時間がかかっているかによりますが、情報を見つけるのに苦労している場合は、AIの活用で早くなる可能性があります。
【その他の悩みへのアドバイス】
<「ここまでやると決めても終わらない」ことについて>
- 終わらない原因を分析することが重要です。
- スタートが遅かったのか?
- 作業時間が確保できなかったのか?
- 作業スピードが想定より遅かったのか?
- そもそも見積もりが現実的でなかったのか?
- 普段から作業時間を計測し、予測と実際にかかった時間の差を確認して、見積もりの精度を上げていくのがおすすめです。
- 多少詰め込んだ計画でも、一日のうちや週単位で予備の時間を設けておくと、精神的な余裕が生まれます。
<「正しい日本語の使用や推敲に時間がかかる」ことについて>
- クライアントから日本語について指摘されているのであれば、力を入れるべきです。
- しかし、自分で気になっているだけであれば、もう少し時間を短縮しても良いかもしれません。
- 同じ箇所で悩み続けないことがポイントです。
- しっくりこない箇所はメモしておき、一度最後まで進めます。
- 全体が終わった後や、日を改めてから、メモした箇所だけを集中して修正すると、効率的です。
【質問2】 ライターとしての専門分野の絞り方
【質問者:匿名】
副業ライターとしてSEOをメインに活動中。1年後に独立予定。
現在はSEOメインだが、LP、ホワイトペーパー、インタビューにも興味がある。
- 今後、ライターとして活動する上で、分野を絞った方が良いか?
- 絞るなら、どのくらいの数にすべきか?
- 自分に合っている分野を見つける方法や判断基準はあるか?
【回答者:藤原さん】
【結論】
今、結論を決めなくて良いと思います。
- 質問者さんは1年後に独立予定で、今は本業の収入がある「助走期間」です。
- この段階で可能性を狭めるのはもったいないです。
1. 分野を絞るべきか?
- 今は絞らずに、できるだけ多くの打席に立つことが重要です。
- 多くの案件を受け、多くのクライアントと接することで、人脈も広がり、独立後のリスクヘッジになります。
- 私自身「インタビューライター」と名乗っていますが、それはブランディングの一環です。もしLPの方が儲かると思えば、看板を下げてLPに注力するかもしれません。
- 何でもできた方が有利です。今のうちに色々なことに挑戦しましょう。
2. 絞るならどのくらいの数か?
- これも今は考えなくて良いです。
- 独立後のご自身のリソースなどによって変わってくる問題です。
3. 自分に合っている分野を見つける方法は?
- 他人の意見はあまり当てになりません。まずは一度やってみることです。「できますか?」と聞かれたら「やってみます」「できます」と言ってしまいましょう。
- その上で、以下の3つの基準で判断するのがおすすめです。
- 楽しかったか?
- 効率は良かったか?(楽しさと効率は比例することが多いです)
- 報酬はどうか?(効率が良ければ時給単価も上がります)
- 私自身、自動車の記事はリサーチに時間がかかり、面白く感じられませんでした。このように、人には向き不向きがあります。
- SEOで鍛えたライティング力は、他の分野でも必ず活きます。まずは今の仕事を一生懸命やりつつ、新しい挑戦を続けてみてください。
- 私は「初めての仕事を断ったことが一度もない」というスタンスでやってきました。一度やってみて「これは二度とやらない」と判断すれば良いのです。
【司会者の補足】
- 既存のクライアントから仕事を広げていくのも現実的な方法です。
- 新しい分野の案件を新規で獲得するのは大変ですが、今お付き合いのあるクライアントに「こういうこともできます」と提案し、巻き取れそうなところから始めてみるのが良いでしょう。
【質問3】 書き疲れた時の対処法と、未経験フリーランスの焦り
【質問者:匿名希望さん、わかなさん】
- 匿名希望さん:
毎日執筆していて書き疲れた時、どうしていますか?特に納期が迫っている時の気持ちの切り替え方や休憩の取り方を知りたいです。 - わかなさん:
副業を経ずにいきなりフリーランスのライターになったため、焦っています。皆さんはどうでしたか?
【回答者:おさむしさん】
<書き疲れた時の対処法>
- 私は常にやる気がない方ですが、それでも仕事を続けられるのは「モチベーションに頼らない状況」を作っているからです。
- モチベーションが下がる要因を、コントロールできる範囲で極力排除します。
- 限界まで疲れる前にやめる: 疲れが翌日に残らないよう、余力を残してその日の仕事を終えます。
- 気になることを先に片付ける: 部屋の掃除や皿洗いなど、気になる雑務は先に済ませ、「あとは仕事をするしかない」状況を作ります。
- デッドラインを把握する: スケジュール表で各案件の締め切りを常に把握します。最大の原動力は「納期」です。いつまでに着手すれば間に合うかを把握しておけば、最悪そこまでは休んでも大丈夫という安心感が生まれます。
- 気持ちを切り替える必要がない状態を作ることがベストです。どうしても動けなくなったら、もう休んでください。
<未経験フリーランスの焦りについて>
- 私も会社を辞めてからライターになったので、気持ちはよく分かります。
- 最初の頃、モチベーションを保てたのは「自分の成長を可視化」できたからです。
- 1年間のロードマップを作ることをお勧めします。
- 「月間売上〇〇円」という目標を、「文字単価」「文字数」「執筆本数」などに分解します。
- これらの数字を追いかけることで、自分の成長を実感できます。
- 目標を達成したら上方修正するのは良いですが、下方修正はしてはいけません。目標に届かない場合は、「どうすれば巻き返せるか」を考えましょう。
- Twitterなどを見るとすごい人が多くて自信を失いがちですが、他人と比較せず、自分なりの目標を立てて着実に進んでいくことが、心を安定させる方法です。
【回答者:梅澤さん】
<書き疲れた時の対処法>
- 環境を変える: スタンディングデスクで立ったり座ったり、スマホで寝転がりながら執筆や推敲をするのも良いです。
- とっておきの方法: 物語の登場人物になりきる
- 感動した物語やエピソードのセリフを言って、気分を切り替えます。
- 私の場合、『鬼滅の刃』の「心を燃やせ」というセリフを言うと決めています。
- そのセリフを言ったら「必ずやる」と自分に刷り込むことが重要です。
- 感情のエネルギーを使って、一気に仕事にのめり込みます。これをマスターすると人生が変わるかもしれません。
<未経験フリーランスの焦りについて>
- 私もいきなりWebライターになったので、気持ちは分かります。
- 大事なのは「基準を下げる」ことです。
- すごい成功者や会社員時代の収入と比べると、最初のうちは辛くなります。
- 私はブログで収入0円の時期があったので、それに比べれば「書いた分だけお金がもらえるWebライターはラッキーだ」と思えました。
- 他人と比べるのではなく、「500円稼げた!」「1,000円稼げた!」と、過去の自分と比べて小さな成功を喜ぶのが良いと思います。
【司会者の補足】
- 私もおさむしさん同様、モチベーションが下がる要因を排除することを意識しています。
- 私の場合は、深夜まで飲み歩くような人間関係を断ち切ったことで、人生が大きく変わりました。
- 人間関係など、モチベーションを下げる原因をドライに断ち切ることは、抜本的な解決策になり得ます。
【質問4】 SNS運用代行の具体的な進め方
【質問者:akaneさん】
フリーランスとして大学に常駐し、大学主催講座の集客目的でInstagramとXの運用代行をしている。
クライアントはSNSに詳しくない。
現状の進め方(Excelで投稿内容共有、Canvaでスライド作成)で良いのか、他に良い方法があれば知りたい。
【回答者:梅澤さん】
- まず、この業務に絶対的な正解はありません。
- 一番大事なのはクライアントに合わせることです。クライアントがいいと言えば、それが正解です。
- 現状のやり方で大きな問題が起きていないのであれば、そのままで全く問題ないと思います。
- むしろ、Canvaの画面を直接見てもらえたり、チェックが週1回で済んでいたりするのは、非常に効率的で良い状態です。
- 強いて改善点を挙げるなら、大学内のフォルダに保管しているデータをGoogleドライブなどのクラウドに保管することでしょうか。
- そうすれば、大学に行けない日でも自宅から作業ができます。
【回答者:司会者(+専門スタッフかこさん)】
【司会者】
僕のInstagram運用を担当しているかこさんから、より専門的な視点で回答してもらいます。
【かこさん】
ご質問は2点あると解釈しました。
1. 投稿内容の共有方法について
- 私が所属してきた3つのチームでは、すべてスプレッドシートを使用していました。
- 投稿内容やCanvaのURLを記入する形式です。
- 赤嶺さんはExcelを使っているとのことですが、それで全く問題ありません。
- Notionで管理するチームもありますが、クライアントが慣れていないと導入は難しいでしょう。
2. SNS運用代行の一般的な流れと改善案
- 現在、Instagramが優遇している投稿の順番は以下の通りです。
- ストーリーズ
- DM・コメント
- リール
- フィード投稿
- もしフィード投稿しかやっていないのであれば、リールやストーリーズを導入するのがおすすめです。
- フィード投稿は以前より伸びにくくなっています。週4回の投稿のうち、1回をリールにするなどの工夫が良いでしょう。
- ストーリーズは非常に重要です。
- 中村さんのアカウントでは毎日更新し、週2回メルマガへ誘導しています。
- 講座への集客が目的なら、ストーリーズに直接講座のURLを貼るのが最も効果的です。(プロフィール欄のURLはほぼタップされません)
- Xの投稿をストーリーズで流用するなど、なるべく動かしておくのがおすすめです。
- ログを取って傾向を分析することも大切です。
- ビジネスアカウントなら「インサイト」機能で、フォロワーの反応や流入経路などを確認できます。
- どのような投稿が受けるのかをチェックし、改善に繋げましょう。
【司会者補足】
ログ取りは非常に重要です。私のアカウントも、フォロワー数は微増ですが、ログを元にした運用のおかげで、常にインスタ経由でのメルマガ登録者を確保できています。
まずは現状のやり方で問題なければそのままで、プラスアルファとしてこれらの改善策を検討してみてください。
【質問5】 ライターがAIを使い始めるタイミング
【質問者:吉田さん】
ライターがAIを使いながら作業するのは、どのくらいのレベルになってからが良いでしょうか?
初心者が使っても効率的にならないし、自分のためにもならないと思います。
「これができたらAIを使った方が良い」という指標があれば教えてほしい。
【回答者:まちゃさん】
AIをどのように使うかによって、使い始めるべきタイミングは変わります。
1. 本文や構成の「たたき台」として使う場合
- これは、ライターとして中上級者になるまではやらない方が良いと、個人的には考えています。
- 理由:
- 自分で1から考える力がつかない: AI以下のものしか作れないライターになり、発注されなくなってしまいます。
- AIの出力はまだ高品質ではない: 現状、AIが生成したものをそのまま案件で使えるレベルではありません。
- 修正能力には自力が必要: AIが作ったもののおかしい部分を修正するには、結局、自分で0から高品質なものを作れる能力が必要です。
- 練習方法:
- たたき台に使うのではなく、まず自分で1から文章や構成を作ります。
- その後、「もしAIに同じものを作らせるなら、どんな指示(プロンプト)を出すか?」と考え、実際に試してみます。
- 自分が作ったものと比較することで、AIの癖やイマイチな部分がよく分かり、AIを使いこなす練習になります。
2. リサーチや雑務(要約、表作成など)で使う場合
- これに関しては、今すぐ、どんどん使っていいと思います。
- 注意点:
- リサーチで使う場合、AIが出力した情報が正しいかどうかを自分で必ず一次情報などで確認する必要があります。
- メリット:
- 自分で検索すると見つけにくい、深い階層にある重要な情報源を、AIが一発で拾ってきてくれることがあるため、時短に繋がります。
【司会者の補足】
- まちゃさんと同意見です。
- もう一つの使い方として、例えば10案件受けたら、そのうちの1案件だけAIを使って書いてみる(クライアントの許可は必要)など、割合で分けて試してみるのも良いかもしれません。
- いずれにせよ、初心者のうちは基礎的な文章力や構成力を養うことが最優先です。AIに頼りすぎると淘汰されやすいライターになってしまうので注意が必要です。
【質問6】 面識のないWebメディアへの企画持ち込みの注意点
【質問者:匿名希望さん】
これまでとは違う分野で、受け身(キーワードをもらって書く)ではなく、企画を提案して主導的に執筆していきたい。
初めましてのメディアに企画を持ち込む際の注意点や流れを知りたい。
【回答者:藤原さん】
【結論】
いきなり面識のないメディアに持ち込む戦略は、推奨しません。
理由は、シンプルに「不利だから」です。
- 知らない相手に「私の記事を買いませんか?」と飛び込み営業するようなもので、成功率は低いです。
<ご質問の「これまでと異なる分野」「受け身ではなく」について>
- 「これまでと異なる分野」に挑戦することについて:
- わざわざこれまで培ってきた分野の知見を捨てることになり、ご自身のアドバンテージを失うことになりませんか?
- 今までの経験は、新しい企画を考える上でも必ずプラスになります。
- 「受け身ではなく」という考え方について:
- 頼まれた仕事をきっちりやる「受け身」の仕事は、非常に価値が高いです。
- 多くの稼いでいるライターは、依頼された仕事を完璧にこなすことで評価されています。
【提案】
今いるクライアントとの信頼関係を深めましょう。
- まずは依頼された仕事をきっちりこなし、クライアントからの信頼を高めることが先決です。
- 信頼関係が築ければ、「何か新しい企画はありませんか?」と提案しやすくなりますし、先方から「新しいメディアを立ち上げるので、お願いできますか?」といった相談も受けやすくなります。
私自身、いきなり持ち込んでうまくいった経験はありません。メディアによって企画を求めている度合いも違います。
今の目の前にいるクライアントを大事にし、信頼を積み上げていく方が、結果的に企画も通りやすくなると思います。
【司会者の補足】
- 私も藤原さんと同意見で、まずは既存のクライアントに提案するのが良いと思います。
- 「こういうキーワードでこんな記事はどうですか?」という提案も立派な企画です。
- 私は過去に、問い合わせフォームから企画を持ち込んで採用された経験もありますが、それは非常に稀なケースで、成功率は1勝15敗といったレベルです。しかも、事前に完璧な記事を書き上げて営業するなど、非常に手間がかかりました。
- どうしても書きたいメディアがあるなら挑戦すべきですが、そうでなければ既存のクライアントとの関係を深めるのが現実的です。
【質問7】 フリーランスの立場が弱いことへの対策
【質問者:水嶋さん】
個人事業主は何かあった時に立場が弱いです。いざという時のための対策をしていますか?
【回答者:梅澤さん】
- 直接的な対策:
- 「フリーランス協会」に入会すると、損害賠償保険などが付いています。年会費1万円なので、心配な方は検討する価値があります。
- 報酬の不払いなどに備えるには:
- いきなり「20記事納品後に支払い」のような大きな仕事は受けず、まずは1〜2記事で報酬をもらうなど、少しずつ関係を築きましょう。
- 根本的な対策:
- 立場が弱くならないようにする: これが一番の対策です。募集案件に応募するのではなく、向こうから「あなたにお願いしたい」と声をかけてもらう状態を目指しましょう。
- 人からの紹介が一番強いです。
- ランサーズのパッケージやココナラなど、自分が出品したものに依頼が来る形も、立場が対等になりやすいのでおすすめです。
- 立場が弱くならないようにする: これが一番の対策です。募集案件に応募するのではなく、向こうから「あなたにお願いしたい」と声をかけてもらう状態を目指しましょう。
- メンタル面:
- 正直、私は何も対策していません。
- 立場が弱いことで損をすることはあるかもしれませんが、気にしすぎると仕事ができなくなります。
- 数万円の不払いがあっても、人生を揺るがすほどのダメージではありません。「まあ、しょうがないか」くらいの気持ちでいた方が良いと思います。
【他の講師・司会者からの補足】
- 藤原さん:
- そもそも「まともなクライアント」と繋がることが最大の対策です。有名な会社は基本的に変なことをしません。
- 司会者:
- 「弁護士ドットコム」が便利です。月額330円で弁護士に気軽に相談できます。契約書のチェックなどで活用したことがあります。
- おさむしさん:
- 私はフリーランス協会に入っています。
- もしトラブルになった場合、「少額訴訟」という制度があります。60万円以下の金銭トラブルであれば、1万円程度の費用で個人でも手続きが可能です。こういう制度があることを知っておくだけでも安心です。
【質問8】 自分で取材対象者を探すインタビューの進め方
【質問者:akaneさん】
クライアントワークではなく、自分で設定したテーマでインタビュー記事を制作したい(noteやKindleを想定)。
取材対象者の集め方、謝礼、取材方法について知りたい。
【回答者:おさむしさん】
私は募集する側ではなく、された側の経験からお答えします。
- 取材対象者の集め方:
- 考えている方法(LINEオープンチャット、note、SNS)は、全て並行してやって良いと思います。
- ただし、最初はまだ実績(完成した記事)がない状態です。そのため、不特定多数に呼びかけるよりは、企画に合致しそうな人に直接アプローチする「一本釣り」を中心に進めるのが良いでしょう。
- いくつか記事ができてサンプルを見せられるようになれば、「私も話してみたい」という人が現れたり、アプローチの成功率も上がります。
- 最初のうちは、企画の趣旨を丁寧に説明し、熱意で突破するしかありません。
- 謝礼:
- 私が個人企画で受けた際の謝礼は、ほぼ3,000円でした。1,000円だと少なく、5,000円だと少し高いと感じるため、3,000円が妥当なラインだと思います。
- 支払いは、請求書や口座情報のやり取りが不要な「Amazonギフト券」が、お互いにとって楽なのでおすすめです。
- 取材方法:
- 知らない人と直接会うのは心理的なハードルが高いため、基本的にはオンライン(Zoomなど)で打診するのが良いでしょう。
- どうしても直接会って話を聞きたいという熱意がある場合のみ、会いに行くというスタンスで良いと思います。
基本的にはご自身で考えているプランで進めながら、少しずつ軌道修正していくのが良いでしょう。
【司会者の補足】
- 募集の際には「Googleフォーム」を活用すると良いかもしれません。
- オープンな場で手を挙げるのは心理的なハードルが高いですが、フォームを用意することで応募しやすくなります。実際にこの質問回答回も、フォームを設置してから質問が集まりました。
- 取材相手にとって「この人に取材されたい」「このメディアに載りたい」と感じるメリットを設計し、伝えることが非常に重要です。
【質問9】 インタビューの勉強方法と実践のポイント
【質問者:たかひろRTさん】
現在はインタビューの文字起こしをメインに活動中。今後インタビュアーとしてスキルを伸ばしたい。
- インタビューの勉強方法は?
- 初心者には対面とZoom、どちらがおすすめ?
- インタビューの日程は土日祝日でも可能か?
【回答者:藤原さん】
1. インタビューの勉強方法
スキルを「聞く力」「まとめる力」「書く力」の3つに分解して考えます。
現在、文字起こしの仕事で生の音源に触れているのは最大の強みです。それを教材としてフル活用しましょう。
- 聞く力:
- 音源を聞きながら「自分ならどう聞くか?」をシミュレーションします。プロのインタビュアーの聞き方を参考にしつつ、自分なりの改善点を考えます。
- まとめる力(構成力):
- 文字起こしをした後、自分ならどういう構成にするかを考えてみます。実際に公開された記事と比較し、どこが違うのかを分析します。
- 書く力:
- 同じく、音源から自分で記事を書いてみるのが一番です。
- その他、得意ジャンルの他社のインタビュー記事を写経したり、添削サービスを利用したりするのも有効です。
2. 対面かZoomか?
- 結論は「対面」です。
- スキルアップやインタビューの醍醐味を味わうなら、圧倒的に対面がおすすめです。
- オンラインは得られる情報が画面上に限られますが、対面は場の空気や臨場感など、得られる情報量が全く違います。「ここだけの話だけどね」というような深い話も引き出しやすくなります。
- オンラインは簡易版と捉え、会えるなら絶対に会うべきです。クライアントから「どちらでも良い」と言われたら、私は95%以上の確率で会いに行きます。その方が熱意も伝わり、結果的に良い原稿になります。
3. インタビューの日程(土日祝日)
- 副業ライターあるあるの悩みですね。確かにクライアントワークでは平日のことが多いです。
- ここで「どうやったらできるか?」という発想の転換が重要です。
- 世の中には、飲食店、美容室、病院など、土日に営業している業種はたくさんあります。そうした業界を狙って営業をかけるのも一つの手です。
- クライアントを介さず、近所の飲食店に直接「インタビューさせてください」とお願いするなら、土日でも可能かもしれません。
- 私は副業時代、平日の勤務終了後、17時からZoomでインタビューのアポイントを入れた経験があります。工夫次第で道は開けます。
【司会者の補足】
- 実践に勝る勉強はありません。まずは実践を積み、自分の課題を明確にすることが最重要です。
- 写経も良い練習法ですが、ただ書き写すだけでは効果は半減します。
- 「もっと感情を動かす表現を書きたい」「イメージさせたい」など、自分なりの課題意識を持って取り組むことで、他者の記事からヒントを吸収できるようになります。
- 課題が明確になれば、どんな勉強法でもスキルは伸びていきます。
【質問10】 インタビュー記事の掲載を断られた際のメンタルケア
【質問者:匿名希望さん】
自主企画で人物インタビューを実施。記事確認の途中で「伝えたいポイントが不明確」「思い描いていた記事ではない」という理由で掲載を断られ、メンタルが折れそう。
メンタルの持ち直し方と改善方法を知りたい。
【回答者:まちゃさん】
ウェブライターとしてのメンタルの持ち直し方には「短期」と「長期」の2つの視点があると考えています。
- 短期的な持ち直し方:
- まずは落ち込んだ気分を回復させることが目的です。
- 人に話を聞いてもらう: ラボの仲間など、信頼できる人に相談するだけでも楽になります。
- 事実を客観的に見る: 「辛い」という感情面ではなく、「今回は魅力を伝えきれなかった。じゃあどう改善しようか」と、事実だけを見ることで冷静になれます。
- 長期的な持ち直し方:
- 本当の意味でメンタルが持ち直せるのは、指摘された内容を克服し、できるようになった時です。
- 短期的に気分が回復したら、指摘された課題に改めて向き合い、時間をかけてでもスキルアップしていくことが根本的な解決策です。
- 自分が成長することでしか、本当の自信は取り戻せません。
- ただし、指摘が全て正しいとは限りません。自分にとって本当に必要な指摘かどうかを見極め、取り組むことが大切です。
【回答者:おさむしさん】
- 自主企画のインタビューは、クライアントワークよりも辛辣なフィードバックを受けやすい傾向があります。その点は覚悟しておきましょう。
- 私自身、クライアントワークで全く同じことを言われ、3日かけて書き直した経験があります。こうした悔しい経験が、レベルアップに繋がります。
- とはいえ、毎回真正面から受け止めていると心が持ちません。
- 私がおすすめしたいのは、「自分八割、相手二割の過失」、いや、「自分二割、相手八割」くらいの気持ちでいることです。
- 「自分が悪かった」と反省しつつも、心のどこかで「お前がちゃんと喋ってくれなかったからだろう」と思うくらいの逃げ場所を作っておかないと、心を壊してしまいます。
- インタビュー記事は、記事が呼び水となって「もっとこれを話したかった」と後から言われることも多々あります。自分の自信作が100%通用する世界ではないと割り切り、ダメージを受けすぎないようにしましょう。
【司会者の補足】
- テクニカルな改善策として、「この記事で何を伝えたいのか」を常に明確にしておくことが有効です。
- 執筆中、タイトルのすぐ下に「この記事で伝えたいことは〇〇である」と一文で書いておく。各見出しの下にも、その見出しで伝えたいことを書いておく。
- こうすることで、記事全体のテーマがブレるのを防ぐことができます。
【質問11】 インタビュー音源の記事化の仕事の探し方
【質問者:佐藤さん】
今後、インタビュー音源を記事化する仕事を増やしたい。
インタビュアーではなく、音源をもとに記事を書くライターを募集しているメディアは少なく、どう営業すれば良いか分からない。
【回答者:おさむしさん】
おっしゃる通り、音源からの記事化だけを公募しているクライアントはほとんど見たことがありません。
私の仕事の半分は音源からの記事化ですが、その多くは「インタビューもできます」という前提で受けた仕事の一部です。
では、どうやって仕事を探すか。いくつか方法が考えられます。
- 「音源専門ライター」としてブランディングする
- 「音源があれば書けますよ」という専門性を前面に出して、ポートフォリオやSNSで発信し続けます。
- 企業の中には「音源はあるけど記事化できる人がいない」と困っているケースは多々あるので、目に留まれば声がかかる可能性があります。
- 売れっ子のインタビュアーと繋がる
- インタビューする時間はあるけど、書く時間がないというライターは意外と多いです。
- そういう方と仲良くなり、執筆部分を巻き取る形でお仕事をもらうのは、非常に有効な手段です。私の仕事の3割くらいはこの形です。
- チームを組んで受注する(逆転の発想)
- ご自身がディレクターとなり、インタビューができるライターとチームを組みます。
- 「インタビュー込みで記事制作を請け負います」という形で仕事を取り、インタビュー部分はパートナーに任せ、ご自身は記事化に専念するという体制を作るのも一つの手です。
仕事は転がっていないので、自分から探しにいく、あるいは仕組みを作る必要があります。
【司会者の補足】
- おさむしさんの言う通り、その仕事はあまり公募されていません。
- 視点を広げて、「コンテンツコンバーター」になるのはどうでしょうか。
- 「インタビュー音源を記事にする」だけでなく、「YouTubeを記事化する」「VoicyをKindleにする」など、あらゆる音源や動画をテキストコンテンツに変換できる人になれば、非常に重宝されます。
- 「インタビュー音源の記事化」だけに絞ると、どうしても「インタビューも執筆もできる人」との差別化が難しく、AIにも代替されやすい立場になりがちです。
- よりマクロな視点でご自身のスキルを定義し直すと、需要も広がり、稼ぎやすくなると思います。
【おさむしさんの再補足】
- ポートフォリオに「音源からの執筆も可能です」と明記しておくことは非常に大事です。
- 実際にそれを見て、お仕事をいただいた経験があります。
- 「自分がインタビューしないなら書かない」というライターもいるので、対応可能であることを明確に示しておくことで、差別化に繋がります。
おわりに
以上で質疑応答は終了となります。
ご参加、ご視聴いただきありがとうございました。
ぜひ「#Webライターラボ」で感想などをつぶやいていただけると嬉しいです。
