要約:ラボの講師祭り(①カメラ ②ディレクター ③営業 ④断る勇気)

※AIツールを利用して、今回の話を要約しました。

ほぼ修正はしてないので実際の内容と相違している部分があります。
参考資料としてお使いください。

»本編(動画やスライドが見れる)はこちら


はじめに

この文章は、ライター向けコミュニティ「ウェブライターラボ」が開催した「ラボの講師陣まつり」の講義内容をまとめたものです。
ラボで講師を務める4名の専門家が、それぞれ30分ずつ異なるテーマで講義を行いました。

  1. 芦田 おさむし 先生:「超初心者向け カメライター入門講座」
  2. 悠木まちゃ さん:「ディレクター・編集者のデメリットを知ろう」
  3. 藤原 友亮さん:「営業しない営業術」
  4. 梅沢 浩太郎 さん:「低単価から抜け出して飛躍する 仕事を断るマインド講座」

各講師の講義内容を、以下に詳しく解説します。


第1部:芦田 おさむし 先生 「超初心者向け カメライター入門講座」

ライターでありながらカメラマンとしても活動する「カメライター」として、取材現場で役立つ写真撮影の技術と心構えについて解説されました。

【なぜライターにカメラの話をするのか?】

  • インタビュー記事と写真はセット
    インタビュー記事には、話している人の写真がほぼ必ず掲載されます。
    そのため、インタビューの仕事には写真撮影が密接に関わってきます。
  • カメラマンを外注するコスト
    専門のカメラマンに依頼すると、ライターの執筆料と同等かそれ以上の費用(例:半日で3万円、1日で5万円など)がかかることが多く、クライアントにとっては大きなコスト負担となります。
  • ライターが写真を撮れることの大きなメリット
    ライター自身が撮影できれば、専門のカメラマンを雇うほどの費用はかけられないが写真は欲しい、というクライアントのニーズに応えることができます。
    結果として、執筆料に撮影料を上乗せした、より高い単価で案件を受注しやすくなり、他のライターとの差別化につながります。

【① インタビュー時のポートレート撮影のコツ】

スマホしか持っていなくても、少しの工夫で上手な写真が撮れる、即効性のあるテクニックです。

  • 基本は「構図」を意識すること
    写真の中に、被写体をどのように配置するかが重要です。
  • 基本の構図
    斜め45度から、インタビュアーと話している自然な様子を撮影するのが基本です。
    カメラ目線ではなく、カメラの存在を意識させない写真がスタンダードです。
  • 撮影のポイント
    • 少し引いて撮る
      Web記事では写真を圧縮して小さく使うことが多いです。後からトリミング(切り抜き)で調整できるよう、被写体を少し小さめに撮っておくと使い勝手が良くなります。
    • バリエーションを撮る
      同じポーズだけでなく、手の動き(指差し、腕組みなど)や表情の変化(笑顔、真顔、笑った勢いで横を向いた瞬間など)を何パターンも撮っておくと、意外な場面で使える写真になります。
    • 寄りと引き
      遠くから撮るだけでなく、ぐっと寄った写真も撮っておくと、使う側がイメージしやすくなります。
    • 小物を活用する
      机の上にPCや会社の製品など、仕事やその人らしさが伝わる小物を置くと、キャラクターが伝わりやすくなります。ライター側から「こういう小物を置いてみませんか?」と提案するのも有効です。
  • アングル(角度)の工夫
    • 上から見下ろす
      水平な目線よりも、話に集中している雰囲気を演出できます。
      ただし、頭髪を気にされる方もいるため、特に男性を撮影する際は注意が必要です。
    • 下から見上げる
      未来を見据えているような、前向きで楽しい話をしている印象を与えやすくなります。笑顔の表情が特に映える構図です。
  • 空間の作り方
    • 目の前に空間を作る
      被写体を少し横にずらし、向いている方向に空間を作ると、前向きな印象を演出できます。
    • 後ろに空間を作る
      被写体の背中側に空間を作ると、ここだけの話、内密な話をしているような印象を与えます。
  • 忘れてはいけないポイント
    • 反対側からも撮る
      左右反転させると不自然になることがあるため、必ず反対側の角度からも撮影しておきましょう。
    • アイキャッチ用の写真
      記事のトップに使う、カメラ目線の写真も撮っておきましょう。体を少し斜めにすると、ビジネス系のフォーマルな印象になります。ロゴなどを入れられるよう、余白を作った構図も撮っておくと非常に喜ばれます。

【② カメラが写真を写す仕組み】

一眼レフカメラなどを使い、自分で写真の仕上がりをコントロールするための基本知識です。

  • 光の量を決める3つの要素
    写真は「シャッタースピード」「絞り(F値)」「ISO感度」の3つの要素を組み合わせて、適切な光の量(明るさ)をコントロールして撮影されます。
    1. シャッタースピード:シャッターが開いている時間
      • 速い:動きの速い被写体もブレずに止められるが、光を取り込む時間が短いため写真は暗くなる。
      • 遅い:光を多く取り込めるため写真は明るくなるが、被写体が動くとブレて写ってしまう。
    2. 絞り(F値):レンズの中で光が通る穴の大きさ
      • 開く(F値が小さい):光を多く取り込めて明るくなる。背景がボケやすく、被写体を際立たせた写真が撮れる。
      • 絞る(F値が大きい):光の量が減り暗くなる。背景までくっきりとピントが合った写真が撮れる。
    3. ISO感度:光を感じるセンサーの感度
      • 高い:少ない光でも明るく撮れるが、上げすぎると写真にノイズが出て画質が荒くなる。
      • 低い:画質は綺麗だが、暗い場所では写真も暗くなる。
    これら3つを調整し、「背景をどれだけぼかすか」「動きをどう表現するか」などを意図的にコントロールすることで、思い通りの写真が撮れるようになります。
  • 写りを決めるもう一つの要素:レンズ
    • 望遠レンズ
      遠くのものを大きく写します。被写体同士の距離が縮まって見える「圧縮効果」があり、人混みなどをより密集しているように見せることができます。
    • 広角レンズ
      広い範囲を写します。遠近感が強調され、空間の広がりや被写体の大きさをダイナミックに見せる効果があります。

【③ カメライターとしての心構え】

  • まずは楽しむこと
    ライティングと同様、たくさんシャッターを切るほど上達します。楽しんで撮り続けることが上達への一番の近道です。
  • プロとしての自覚を持つこと
    報酬をもらって撮影する以上、クライアントはスマホで撮るよりも良い写真を期待しています。プロのカメラマンではなくても、「プロとして見られている」という覚悟を持ちましょう。
  • 愛を持って被写体に向き合うこと
    その人にとって、その写真が一生残るものになるかもしれません。「その人にとってのベストな一枚を撮る」という意識で、構図などを工夫し、できる限りの努力をしましょう。

第2部:悠木まちゃ さん 「ディレクター・編集者のデメリットを知ろう」

「ディレクターは楽に稼げる」といったイメージの裏に隠された、知っておくべきデメリットや仕事の実態について、現役ディレクターの視点から解説されました。

【講義の趣旨】

巷ではディレクターのメリットばかりが語られがちですが、実際には大変なことも多く、時給が数百円になることもあります。メリット・デメリットの両方を知った上でキャリアを考えることが重要であり、この講義ではあえて「デメリット」に焦点を当てて解説します。


【ディレクター・編集者の仕事とは?】

  • 仕事の流れと立ち位置
    多くの場合、メディアを運営する企業(エンドクライアント)から編集プロダクション(編プロ)やWebマーケティング会社に記事制作がまとめて発注され、ディレクターがその会社の代表としてライターとのやり取りや品質管理を行います。
  • 具体的な業務内容
    ディレクターの仕事は多岐にわたります。
    • クライアント対応:ミーティング、要望のヒアリング、単価や納期の交渉など。
    • 進捗管理:案件全体のスケジュール管理、ライターのアサイン、構成や執筆の納期設定といった段取り。
    • 採用・育成:案件に適したライターの選定や採用、執筆後のフィードバック。
    • 品質担保:構成案のチェック、ライターが執筆した記事の編集・校正、クライアントからの修正依頼への対応。
    • 環境整備:マニュアルの作成・更新、ライターの報酬管理など。
  • 必要なスキル
    文章力や編集力はもちろんのこと、以下のようなスキルも非常に重要です。
    • 管理能力・段取り力
    • コミュニケーション能力(クライアント向け、ライター向けで質が異なる)
    • 細かい事務スキル

【ディレクター・編集者の三大デメリット】

  1. 時間がない
  2. 作業量が多い
  3. 精神的負担・ストレスが多い
  • なぜ大変なのか? 4つの理由
    1. クライアントとのやり取りが大変
      チャットの返信一つにも時間がかかり、クライアントの要望をライターに分かりやすく伝え直す手間も発生します。
    2. 振り回され、自由度が低い
      クライアントからの急な依頼には即時対応が求められます。また、ライターが期日に間に合わない、連絡が取れなくなった等のトラブルがあれば、ディレクターが代わりに作業を行うこともあります。案件の本数を自分の都合で調整することも難しく、ライターよりも自由度は低くなります。
    3. クオリティの担保が大変
      他人が書いた記事を修正するのは、自分で書くよりもはるかに時間がかかる場合があります。記事のクオリティはディレクターの責任となるため、低品質な原稿をそのまま納品することはできず、大幅な書き直しが必要になることもあります。
    4. クライアントからの要求レベルが高い
      クライアントはお金を払っているため、当然高いクオリティを求めます。ライターにフィードバックする際のような手加減はなく、シビアでレベルの高い要求に対応する必要があります。

【ディレクターはライターの上位互換ではない】

  • ライターとディレクターは「別の職能」
    求められるスキルセットが全く異なるため、優れたライターが優れたディレクターになれるとは限りません。向き不向きがあります。
  • 全員が目指す必要はない
    ライティングが好きで向いている人は、ライターとして専門性を高める道もあります。「稼ぐためにはディレクターになるしかない」と考える必要はありません。
  • なぜディレクターを続けるのか?
    大変なことが多い一方で、以下のような大きなメリットがあります。
    • 圧倒的に勉強になる:多くの記事に触れ、レベルの高いフィードバックを受けることで、自身のライティングスキルも向上します。
    • 両方の視点を持てる:ディレクターとライター、両方の立場がわかることで、より質の高い仕事ができるようになります。

第3部:藤原 さん 「営業しない営業術」

自身も営業が嫌いでありながら、1200日以上仕事が途切れたことのない経験をもとに、営業をしなくても「向こうから声がかかる」状態を作るための具体的な方法論を解説されました。

【基本の考え方:「信頼」があれば営業は不要】

営業をしなければならないのは、相手からの信頼がないからです。
「信頼」を積み重ねることで、自分から営業しなくても仕事の依頼が舞い込んでくる「ゆるふわ営業」の状態を作ることができます。


【① ショーケースを作る】

ポートフォリオを単なる実績一覧ではなく、デパ地下のショーケースのように「美味しそう」「この人、他と違う」と一瞬で思わせるものとして作り込む意識が重要です。

  • プロフィールの作り込み(例:Xの自己紹介文)
    • 自分が欲しい仕事(例:インタビュー、医療)に関連するキーワードを散りばめておく。
    • SNSは、周りがドレスやタキシードで着飾っている場。自分だけTシャツ・ジーパンで戦わず、適切に「見せる」意識を持つ。
  • ポートフォリオ(実績)の見せ方
    • ストーリーを語る
      URLを貼るだけでなく、「この記事がきっかけで、医療系の依頼を多くいただくようになりました」のように、その実績が持つ意味やストーリーを添える。
    • 相手のメリットを伝える
      「この記事では、専門的な内容を一般の方にも分かりやすく解説することを心がけました」のように、あなたに頼むとどんな良いことがあるのかを具体的に示す。
    • 実績公開不可の場合の工夫
      「金融ジャンルで30記事執筆」「キーワード:FX 損する」のように、具体的な記事を明かせなくても、経験やスキルが伝わるように工夫する。

【② 応募文・提案文の型】

以下の「情熱・結論・根拠・補足・感謝」の型で書くことで、採用率が格段に上がります。

  1. 情熱:この仕事に懸ける思いを一言で伝える。(「頑張ります」ではなく、なぜやりたいのか)
  2. 結論:相手にとってのメリットを提示する。
  3. 根拠:結論を裏付ける自分の実績や経験を具体的に示す。
  4. 補足:募集要項で求められている情報に過不足なく答え、相手が知りたいであろう情報を先回りして伝える。
  5. 感謝:応募の機会への感謝を言葉でしっかりと示す。

【③ 継続発注をつかむ会話術】

クライアントとの面談や日々のやり取りで心がけるべきコミュニケーション術です。

  • 結論から話す
    文章だけでなく、会話でもPREP法を意識する。「できます」「順調です」と結論を先に伝え、相手を安心させる。
  • まず一度肯定する
    クライアントからの提案や無茶ぶりに見えても、一度「いいですね!」「できます!」と肯定的に受け止める。否定から入るのではなく、どうすれば実現できるかを考え、代替案(対案)を出す姿勢が信頼につながる。
  • 相手に合わせる
    相手の言葉遣いやレスポンスの速度感に合わせる(ミラーリング効果)。早口の人には早口で、丁寧な人には丁寧に話すことで、相手は心地よさを感じます。
  • 最強のコミュニケーションは「嬉しい、楽しい、大好き」
    「この仕事ができて嬉しいです」「本当に楽しいです」というポジティブな感情は相手に伝わり、好意となって返ってきます(好意の返報性)。思っていることは口に出して伝えましょう。

【④ 自信を持つための7か条】

  1. ポジティブな言葉を口に出す。
  2. 「~しなくちゃ」を「~したい」に言い換える。
  3. 他人ではなく「昔の自分」と比べる。
  4. 物事のプラス面とマイナス面を分けて考える。
  5. 人から褒められた体験から、自分の得意なことを見出す。
  6. 目の前の仕事にベストを尽くす。
  7. 失敗しても自分を許し、忘れる。

第4部:梅沢 浩太郎 さん 「低単価から抜け出して飛躍する 仕事を断るマインド講座」

自身の収入が停滞した時期に、勇気を出して仕事を断ったことで飛躍的に成長できた経験をもとに、ライターがステップアップするために不可欠な「仕事を断る」ためのマインドセットを解説されました。

【なぜ仕事を断る必要があるのか?】

  • 成長の停滞
    低単価の仕事で手一杯になっていると、新しいスキルを学んだり、より良い案件を探したりする時間がなくなり、成長が頭打ちになります。
  • 飛躍のための「空白」を作る
    「重い荷物を背負ったままでは何もできない」のと同じで、一度手持ちの仕事を減らして時間的な「空白」を作らなければ、次のステージに進むことはできません。
    一時的に収入が減るリスクを恐れず、未来への投資として仕事を断る勇気が必要です。

【断るべき案件の3つの基準】

  1. 単価が低い案件:文字単価だけでなく「時給」で考え、生産性の低い仕事はやめる。
  2. 成長できない案件:フィードバックがなく、学びのない仕事は手放す。
  3. 好きではない案件:作業内容やクライアントとの相性が悪く、精神的に消耗する仕事は断る。

【仕事を断るための5つのマインド】

罪悪感なく、前向きに仕事を断るための考え方です。

  • マインド1:クライアントはいくらでもいる
    今のクライアントを失ったらもう仕事がない、と考えるのは間違いです。スキルと実績があれば、仕事は「選んでもらう」ものから「自分で選ぶ」ものに変わります。多くのクライアントと出会うことで、今の環境が当たり前ではないことに気づけます。
  • マインド2:発注は勝手に止められるから、遠慮は不要
    クライアントは、こちらの都合を考慮せずに一方的に発注を止めます。ビジネスは対等なWin-Winの関係で成り立つもの。自分にとってWinでなくなったのなら、ライター側から関係を解消することに遠慮は不要です。
  • マインド3:フリーランスは社長である
    会社員時代のように上司や環境のせいにはできません。不満があるなら、それを解消するのは「社長」である自分自身の役目です。「自分は被害者だ」という意識を捨て、働く「社員」の自分をマネジメントする「社長」の視点を持ちましょう。
  • マインド4:断るかは直感で決めてOK
    仕事を断るべきか、続けるべきかに絶対的な「正解」はありません。大事なのは、どちらかを選んだ後に「あの時の選択は正解だった」と言えるように行動することです。自分の直感を信じて決断しましょう。
  • マインド5:チャンスを譲る
    自分がその仕事を続けることで、その仕事を喉から手が出るほど欲している初心者の機会を奪っているのかもしれません。自分がその仕事を手放すことで、他の誰かにチャンスを譲り、自分はさらに上のステージに進む。これは世の中全体にとって良いことだと考えれば、罪悪感なく手放せます。

おわりに

4名の講師による講義は、それぞれがライターとして活動する上で直面する具体的な課題に対し、実践的なスキル、マインドセット、そして深い洞察を提供する、非常に濃厚な内容でした。
撮影技術からマネジメント、営業術、そしてキャリア論まで、ライターがさらに飛躍するためのヒントが詰まったイベントであったと言えます。