要約:さとゆみさんに聞く!「企画」を立てるコツとは?

※AIツールを利用して、今回の話を要約しました。

ほぼ修正はしてないので実際の内容と相違している部分があります。
参考資料としてお使いください。

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はじめに:企画の立て方講座

今回は、ライターであり、多くのライターにとっての「師匠」でもあるさとゆみさんをゲストに迎え、「企画の立て方」について詳しくお話しいただきました。

さとゆみさんは2001年からライターとして活動しており、キャリアは23年目。
現在は記事のチェック業務のほか、来春に出版される「本を出したい人(著者になりたい人)のための本」を執筆中です。

【第1部】企画の基本と重要性

1. ライターに企画力は必要か?

結論から言うと、これからのライターにとって企画力は必須です。

そもそも「企画」とは、「あることを行うために計画を立てること」を意味します。
ライターにとっての「あること」とは、「読者に読んでもらうこと」です。

つまり、ライターにとっての企画とは、
「読者に読んでもらうために計画を立てること」と言い換えられます。

読んでもらうための工夫や題材選びまでを考えられなければ、ライターとして生き残っていくのは難しい時代になっています。
現在、多くのWebメディアで、ライター応募の際に企画案の提出が必須条件となっています。

「企画」と聞くとハードルが高く感じるかもしれませんが、
「どうすればもっと読みやすくなるか」
「どの順番で書けば分かりやすいか」
と考えることも、立派な計画(企画)の一部です。

2. 企画を立てるとは「編集者の目線」を持つこと

企画を立てることは、「編集者の目線」を獲得することに他なりません。

ライターは「読みやすい文章」「PVが取れる文章」を考えますが、
編集者はさらに上の視点を持っています。

  • この記事で集めた読者を、次のどの記事に繋げるか?
  • メディア全体を通じて、最終的にどんな商品やサービスにつなげたいか?

この「編集者視点」を持って文章を書くことが非常に重要です。
この視点を持つことで、自分の書く原稿がメディア全体の中でどのような役割を担うべきかが見えるようになります。


【第2部】企画力を身につけるメリットと「センス」の正体

1. 企画を立てられると、こんないいことがある

企画力を身につけることには、多くのメリットがあります。

  • 自分を売る必要がなくなる
    「私、書けます」と自分を売り込むのではなく、「こんな企画はどうですか?」と企画を売り込むスタイルに変わります。企画が通れば、自然と自分の仕事になります。
    さとゆみさん自身も、書籍ライター初心者の頃、実績がない自分を使ってもらうために、面白い著者候補を見つけて企画を持ち込み、仕事を得ていました。
  • 好きな人と仕事ができる
    「この人に取材したい」「このメーカーについてまとめたい」など、自分の「やりたい」を仕事にできます。
  • 原稿が絶対にうまくなる
    企画を立てる=編集者の視点を持つことなので、原稿のゴールが明確になります。
    自分の中に「チェック機能」が備わるため、原稿の質が格段に上がります。
  • 収入が上がる
    企画を立てられるライターとそうでないライターでは、収入が大きく変わります。
    書籍の場合、企画を持ち込むと印税率が3%から5%に上がるなど、報酬がアップします。
  • 人生が楽しくなる
    自分で企画したものが世の中に出たり、会いたい人に会えたりと、仕事の時間を使って趣味のように楽しむことができます。
    「太ったからダイエットの先生に取材する」など、公私混同で自分のプライベートを充実させることも可能です。

2. 企画の「センス」とは何か?

企画力は、生まれつきの「センス」ではありません。
センスの正体は、「知識」と「経験値」です。

企画の良し悪しを判断するのは、自分ではなく相手(編集者など)です。
そのため、一人で考えているだけではセンスは磨かれません。

「こういう企画はどうですか?」と何度も提案し、バッターボックスに立ち続ける「経験」が何よりも重要です。
今回は、その土台となる「知識」
について詳しく解説します。


【第3部】通る企画の作り方

1. 企画提案の2つのゴール

企画を提案する際のゴール(どうなったら成功か)は、2つあります。

  • ゴール①:採用されること
    採用されるためには「読者メリット」があることが絶対条件です。
    読者の役に立つ(感動する、泣けるなども含む)からこそ、PVや部数が伸び、企画として価値が生まれます。
  • ゴール②:関係者全員が「仕上がり」を想像できること
    企画書は、関係者全員が「どんな記事になるか」「いくらかかるか」を具体的にイメージできる「設計図」の役割を果たします。
    ライターの執筆料だけで済むのか、タレントの取材やカメラマンの手配で費用がかかるのか、予算感を伝えることも重要です。

2. 採用される企画の条件:「アイデア」と「企画」は違う

採用される企画には、2つの要素が必要です。

  1. 読者メリットがあること
  2. 実現可能性があること

例えば、「村上春樹さんにインタビューしたい」というのは、読者メリットは絶大ですが、実現可能性が低いため、単なる「アイデア」に過ぎません。

「アイデア」に「実現可能性」が伴って、初めて「企画」として成立します。
ライターが企画を持ち込む際は、「この人に取材できる確度は9割以上です」という状態まで準備しておくことが重要です。

3. 「読者メリット」を生む6つの要素

読者が価値を感じるポイント(読者メリット)には、以下のようなものがあります。

  • ① 希少性
    数が少なく珍しいこと。(例:引退した安室奈美恵さんの独占インタビュー)
  • ② 新規性
    まだ誰も聞いたことがないが、多くの人が興味を持つこと。
    (例:ドライヤーのノズルは何のためにあるのか?→さとゆみさんが実際に企画にして通った)
  • ③ 実用性
    すぐに役立つ知識やノウハウ。
  • ④ 信頼性
    その道のプロによる解説など、安心して読める情報。
    (例:サッカー元日本代表・本田圭佑さんのW杯解説)
  • ⑤ セレクト
    情報が多すぎる中で「選んでもらう」こと自体に価値がある。
    (例:家族連れにおすすめのキャンプ場ベスト5)
  • ⑥ 経験代行
    「やってみた」系の企画。忙しい読者の代わりに、手間やお金がかかることを試す。
    (例:美容整形やってみた、マスカラ100本試してみた)

4. 通る企画の「型」:AなのにB

通る企画には、ある「型」があります。それは、
「AだからB」ではなく、「AなのにB」という構造です。

  • 「AだからB」(通らない)
    例:「北海道だから、夏は涼しい」→当たり前で誰も驚かない。
  • 「AなのにB」(通る・気になる)
    例:「北海道なのに、夏は沖縄より暑い」→「え、どういうこと?」と興味を引く。

この「意外性」が企画のキモになります。

【「AなのにB」の例】

  • 「犬が人を噛んでもニュースにならないが、人が犬を噛んだらニュースになる
  • ベストセラー本:『嫌われる勇気』『人生がときめく片づけの魔法』
  • ライフハック:「痩せたいなら肉を食べろ」「おしゃれになりたいならユニクロ以外着るな」

【「AなのにB」の見つけ方】

  • プロの視点:プロが当たり前だと思っていることが、素人には意外な発見になる。
  • 徹底的な観察:「これ、どうして?」という日常の小さな疑問を深掘りする。

【第4部】企画を提案する実践テクニック

1. 企画に不可欠な3要素:「なぜ、今、ここで」

企画を持ち込む際には、必ず以下の3つの要素を明確にする必要があります。

  • なぜ?(Why):この企画をやる理由、読者メリットは何か。
  • 今?(When):なぜ「今」このタイミングでやるべきなのか(季節性など)。
  • ここで?(Where):なぜ「この媒体」でやるべきなのか。

2. 「今」を考えるフレームワーク:イノベーター理論

そのネタが「今」やるべきかを判断するために、イノベーター理論の視点が役立ちます。
これは、ある情報が世の中にどのくらい浸透しているかを示すモデルです。

  1. イノベーター(革新者)
  2. アーリーアダプター(初期採用者)
  3. アーリーマジョリティ(前期追随者)
  4. レイトマジョリティ(後期追随者)
  5. ラガード(遅滞者)

自分が扱いたいネタが、今どの層まで知られているのかを把握することが重要です。

  • 例:チャットGPT
    • 2023年1月:「チャットGPTとは何か」というだけで記事になった(アーリーアダプター向け)。
    • 現在:多くの人が知っているため、「サルでもわかるチャッGPT」「ライターのための〜」など、より具体的で細分化された切り口が必要(マジョリティ向け)。

3. 「ここで」を考える:媒体の理解

企画内容が良くても、提案先の媒体の方向性と合わなければ通りません。
(例:品行方正なメディアに「大人のエロ漫画レビュー」企画は通らない)

  • 提案先が間違っているだけの可能性もあります。
  • 同じ部署内でも、担当する編集者によって判断が分かれることもあります。

一度断られても落ち込まず、「どこを直せば通りますか?」「どの媒体なら通りそうですか?」と聞いてみることが、次の成功に繋がります。

4. 企画のネタ探しのコツ

  • SNSに頼らない
    SNSの情報は遅く、自分の興味に偏った情報(フィルターバブル)しか流れてきません。
  • 友人の「生の声」を大切にする
    ネット上の極端な声よりも、身近な人のリアルな悩みや喜びの方が企画の種になります。
  • 質問を3つ重ねる癖をつける
    レストランでも買い物中でも、どんな場面でも1つの事柄に対して3回は質問を重ねて深掘りする癖をつけると、意外な発見があります。

5. 企画を通すための具体的なアクション

  • 先に相手のニーズを聞く
    「最近どんな本を作っていますか?」「どんな記事が読まれていますか?」と雑談の中でヒアリングし、相手が求めているものを探ります。
  • 1つの仕事が終わったら、2つの企画の「種」を置いてくる
    帰り際に「このコーナー、次は〇〇さんとかも面白そうじゃないですか?」とアイデアレベルで話しておくだけで、次の仕事に繋がることがあります。
  • 通らないのが当たり前と思う
    「100本出して3本通れば良い」くらいの気持ちで、くよくよせずに挑戦し続けることが大切です。
  • 通らなかった理由を聞く
    フィードバックをもらうことで、企画の精度が上がっていきます。

【第5部】Q&Aセッションまとめ

  • Q. 企画書の文字数は?
    • Webメディアなら、タイトルと企画内容を合わせて140字~200字程度で十分。メールにベタ打ちで送るくらいが手軽で良い。
  • Q. 編集者との繋がりがない場合はどうすれば?
    • 繋がりは必須ではない。多くのメディアが公式サイトの問い合わせフォームや公募で企画を募集している。そこに実績を添えて「突撃」すればOK。
  • Q. 企画ができるようになったきっかけは?
    • ヘアライター時代、若い子にレギュラーの仕事を奪われたくなかったから。次の企画を常に提案し続けることで、自分のポジションを守ってきた。
  • Q. 企画を出す前に記事を完成させる?
    • しない。構成案の方向性を考える程度。通るか分からないものに時間をかけすぎない。
  • Q. 具体的な企画案へのアドバイス(「腸活と自律神経」について)
    • すでによくあるテーマなので、「実際にやってみた体験談」か「専門家への取材」で切り口を尖らせる必要がある。成功した人がどんなベネフィットを得たのかを具体的に示すと良い。

おわりに:企画力は人生を豊かにする

企画について常に考えるようになると、世の中の出来事を注意深く、深く見るようになります。
物事を深く「知る」ことは、それを「愛する」ことに繋がります。
世の中への好奇心や愛情が深まり、結果として人生そのものが楽しくなります。

ぜひ、編集者・取材者の目線を持って、日々の生活を送ってみてください。