要約:Webライターが書いてしまいがちなミス7選

※AIツールを利用して、今回の話を要約しました。

ほぼ修正はしてないので実際の内容と相違している部分があります。
参考資料としてお使いください。

»本編(動画やスライドが見れる)はこちら


はじめに:添削会から学ぶ文章力向上のポイント

今回の講義は、Webライター向けサロン「Webライターラボ」の添削会で、これまで6名ほどの記事を添削してきた中で特に多かった「初心者ライターが陥りがちな間違い」をまとめたものです。

優秀なライターの添削を見ることは、自身のスキルアップに非常に重要です。
特にライター初心者の方は、添削会の内容が難しく感じることがあるかもしれませんが、一つでも何かを学んで帰るという気持ちで臨むことが大切です。

この講義を通じて、1時間で文章力を上げるという意識で集中して聞くことで、必ずスキルは向上します。

発表者紹介:悠木 まちゃさん

  • ライター名: 悠木 まちゃ(ゆうき まちゃ)
  • 経歴:
    • 前職はハウスメーカーで住宅営業・設計を担当。
    • ライター歴は2019年からで現在5年目。総執筆記事数は500記事以上。
    • 編集者としては2022年から活動。
  • 実績:
    • 保険会社、クレジットカード会社、不動産会社など、大手企業の公式メディアで執筆・編集を多数担当。
    • 中村昌弘さんが出版された書籍『Writing begin』のライター部分を担当。

本編:Webライターが注意すべき「よくある添削七選」

これまで添削してきた中で、具体的な指摘内容は様々ですが、大きく分けると以下の7つのパターンに分類できました。
これらを意識するだけで、記事の修正箇所を大幅に減らすことができます。

【目次】

  1. トンマナ表現
  2. 冗長表現
  3. 文法
  4. 分かりやすい説明
  5. 具体例の提示
  6. 見せ方(表や箇条書き)
  7. リード文・まとめ

※これから紹介する添削例は、説明しやすいように一部を簡略化・加工しています。


1. トンマナ表現

「トンマナ」とは「トーン&マナー」の略で、文章の雰囲気やニュアンスのことです。
クライアントワークでは、メディアのトンマナに合わせることが非常に重要です。

① イメージが良くない表現を避ける

クライアントの記事として公開されるため、企業のイメージを損なうような表現は避けなければなりません。

  • 添削例
    • 添削前: A社は営業担当者を削減しました。
    • 添削後: A社は営業にかかる人件費を削減しました。
  • 解説:
    「担当者を削減」という表現は、「クビにする」というネガティブな印象を与え、企業のイメージダウンにつながる可能性があります。
    「人件費を削減」とすることで、コストカットという事実に焦点を当て、ネガティブな印象を和らげることができます。
    文章は短くすることが基本ですが、このように企業イメージを守るためには、あえて文字数を増やしてでも丁寧な表現を選ぶことが重要です。

② 性別を強調・差別と捉えられる表現を避ける

現代では、男女平等の観点から、性別を特定するような表現は修正される傾向が強まっています。
特に企業メディアでは、差別的な表現は炎上リスクにも繋がるため、ほぼ確実に修正が入ります。

  • 添削例
    • 添削前: 多くのサラリーマンは、一般的な健康診断を受けています。
    • 添削後: 多くの会社員は、一般的な健康診断を受けています。
  • 解説:
    「サラリーマン」や「OL」は性別を前提とした言葉です。職業を表す際に性別を強調する必要はないため、「会社員」や「スタッフ」といった中立的な言葉に置き換えましょう。
  • その他の注意すべき表現例:
    • 「奥さん」「家内」「嫁」「旦那」 → 「妻」「夫」「パートナー」
    • 「家事や育児はお母さん(ママ)がやるもの」という前提の書き方 → 「ママ・パパ」「保護者」など

③ 共感を求める表現は、全員が共感できる場合に使う

「〜ですよね」「〜なはずです」といった共感を求める表現は、使い方に注意が必要です。

  • 添削例
    • 添削前: 自分が病気になることなんて想像もしていませんよね
    • 添削後: 自分が病気になることを想像していない方もいるのではないでしょうか
  • 解説:
    読者の中には、病気になることを想定している人や、すでに病気と闘っている人もいます。
    全員が同意できない内容で安易に共感を求めると、読者は「自分は違う」と感じ、記事から離脱してしまう可能性があります。
    そのため、断定せずに「〜ではないでしょうか」といった疑問形にするか、シンプルに「〜です」と言い切るのが無難です。
  • 補足:
    SEO記事において、読者は結論を早く知りたいと考えているため、問いかけの表現自体が好まれない傾向にあります。
    使うとしても、リード文の冒頭で読者の悩みに寄り添う問題提起(例:「ライターとして稼ぐ方法を知りたいですよね」)など、限定的な場面に留めるのが良いでしょう。

2. 冗長表現

一文が長くなったり、同じ言葉が繰り返されたりすると、文章は非常に読みにくくなります。

① 単語の重複をなくす

同じ単語が短い文章の中で何度も出てくると、くどい印象を与えます。

  • 添削例1
    • 添削前: 健康診断にはオプションがあるので、オプションをつけることで、検診内容を充実させられます。
    • 添削後: 健康診断にはオプションがあるので、検査項目を追加することで検診内容を充実させられます。
  • 添削例2
    • 添削前: 勤怠管理システムでは、法改正に合わせて勤怠管理システムが自動的に更新されるので、安心して勤怠管理システムに管理を任せられます。
    • 添削後: 勤怠管理システムは、法改正に合わせて自動的に更新されるので、安心して管理を任せられます。
  • 解説:
    重複する単語は、思い切って削るか、別の言葉に置き換えましょう。
    特に主語は省略できることが多いです。意味が通じるのであれば、積極的に削ることで、スッキリと読みやすい文章になります。
    単語の重複は、ベテランライターでも無意識にやってしまう癖の一つです。自分の文章の癖を理解し、意識的に修正することが大切です。

② なくても意味が伝わる単語や文章を削る

文章をより簡潔にするために、なくても意味が通じる言葉は削りましょう。

  • 添削例
    • 添削前: 役所へ申請するときの書類を作成したり、手続きをしたりするために、基本料金とは別の費用が2〜3万円程度かかります。
    • 添削後: 役所の申請書類の作成や手続きをするために、基本料金とは別に2〜3万円程度かかります。
  • 解説:
    「〜したり、〜したり」は「〜や〜」とまとめることができます。
    「別の費用が」も「別に」で意味は通じます。
    一文が長いと読者の理解の負担が大きくなるため、常に「もっと短くできないか」と考える癖をつけましょう。
    (補足:Twitterの140字で情報をまとめる練習は、文章を削る良いトレーニングになります)

3. 文法

① 主語と述語のねじれをなくす

文章が長くなると、主語(誰が)と述語(どうする)の関係がちぐはぐになる「ねじれ」が起こりやすくなります。

  • 添削例
    • 添削前: 開発者がプログラムを更新されます
      (→ 「開発者が」と「更新されます」が対応していない)
  • 修正パターン1(主語「開発者」を活かす):
    • 開発者がプログラムを更新します
  • 修正パターン2(述語「更新されます」を活かす):
    • 開発者によってプログラムが更新されます
  • 解説:
    文章を書き終えたら、主語と述語だけを抜き出して読んでみましょう。
    「開発者が、更新されます」→違和感がある、と気づくことができます。
    誰が(何が)主語なのか、誰の目線で書いているのかを意識することで、ねじれを防ぐことができます。

4. 分かりやすい説明

読者の目線に立ち、独りよがりな説明にならないよう注意が必要です。

① 読者の知識レベルに合わせる

記事のターゲット読者(ペルソナ)が持っている知識を想定し、それに合わせて説明を補うことが重要です。

  • 添削例(ターゲット:Webライター初心者)
    • 添削前: 金融ジャンルのWebライティングの報酬は、文字単価5円以上が相場です。
    • 添削後: Webライティングの報酬形態には、主に文字単価記事単価があります。一般的なジャンルでは文字単価1円前後の案件もありますが、金融ジャンルでは文字単価5円以上が相場です。
  • 解説:
    初心者にとって「文字単価」という言葉自体が分からない可能性があります。また、「5円」が高いのか安いのか判断できません。
    「文字単価とは何か」「一般的な相場はいくらか」という前提知識と比較対象を提示することで、初めて読者は「金融ジャンルは高単価なのだ」と理解できます。
    読者が「これってどういう意味だろう?」と疑問に思い、他のサイトへ調べに行く手間を省く「再検索させない」工夫が大切です。

② 意味を明確にする

複数の解釈ができる曖昧な表現は、誤解を招く原因となります。

  • 添削例
    • 添削前: 従来の勤怠管理では、毎月3日間、24時間を割いていました。
    • 添削後: 従来の勤怠管理では、毎月3日間×8時間勤務で24時間を割いていました。
  • 解説:
    添削前の文章では、「24時間」が「1日あたり」なのか「3日間の合計」なのか分かりません。
    「3日間×8時間勤務」と補足することで、誰が読んでも誤解のない明確な表現になります。

5. 具体例の提示

抽象的な説明だけでは、読者は内容を自分事としてイメージできません。

① 具体的な数字を入れる

特に料金や数量に関する説明では、具体的な数字を入れることで、読者のイメージが格段にクリアになります。

  • 添削例
    • 添削前: 発注者は売上にかかる消費税だけでなく、仕入にかかった消費税も負担しなければなりません。
    • 添削後: 発注者は売上にかかる消費税2万円だけでなく、仕入にかかった消費税1万円も負担しなければなりません。
  • 解説:
    具体的な金額を入れることで、読者は「なるほど、それくらいの金額感なのか」と瞬時に理解できます。セールスライティングにおいても、具体的な数字は相手の心を動かす強力な要素です。

② とるべき行動を具体的に提示する

読者が記事を読んだ後に「で、何をすればいいの?」と迷わないよう、具体的なアクションを示してあげることが重要です。

  • 添削例
    • 添削前: ローンの審査に落ちても、諦めずに根気強く進めていきましょう。
    • 添削後: 金融機関ごとにローンの審査基準は違うので、一社の審査に落ちても諦めず、他の銀行に申し込みをしてみましょう
  • 解説:
    「根気強く進める」では、具体的に何をすべきか分かりません。
    「他の銀行に申し込む」という具体的な行動を示すことで、読者は次の一歩を踏み出しやすくなります。
    (補足:このような抽象的な表現になってしまう場合、ライター自身のリサーチ不足や知見不足が原因である可能性も考えられます。)

6. 見せ方(表や箇条書き)

文章だけでなく、視覚的な工夫で分かりやすさを向上させます。

① 複数の項目は箇条書きや表を使う

情報が3つ以上並ぶ場合は、文章で書き連ねるのではなく、箇条書きや表を使いましょう。

  • 添削例
    • 添削前: Webライターとして稼ぐ方法には幅広いジャンルで書く方法やトップライターになる方法、ディレクターになる方法があります。
    • 添削後: Webライターとして稼ぐ方法には、以下の3つがあります。
      • 幅広いジャンルで書く
      • トップライターになる
      • ディレクターになる
  • 解説:
    箇条書きにすることで、情報が整理され、一目で内容を把握できます。

② 箇条書きや表の前に説明を入れる

箇条書きや表を唐突に挿入するのではなく、その前に「この表(箇条書き)が何について書かれたものか」を説明する一文を入れましょう。

  • :
    • 「〇〇の金利は、以下の表の通りです。」
    • 「それぞれのプランと金利を以下の表にまとめました。」
  • 解説:
    この一文があるだけで、読者は「これから表が出てくるんだな」「この表を見ればいいんだな」と心構えができ、スムーズに読み進めることができます。

③ 表の内容と項目名を合わせる

表の見出し(項目名)は、その列の内容を正確に表す言葉を選びましょう。

  • 添削例(表の見出し)
    • 添削前: 報酬 (内容:5円、1円…)
    • 添削後: 文字単価の目安 (内容:5円、1円…)
  • 解説:
    ただ「報酬」と書かれているだけでは、「5円」が何の金額なのか分かりません。「文字単価の目安」とすることで、内容が正確に伝わります。

7. リード文・まとめ

記事の入り口であるリード文と、出口であるまとめは、読者の満足度を左右する非常に重要なパートです。

① リード文にベネフィットを入れる

読者は「この記事を読むと、自分にどんないいことがあるのか」を知りたがっています。

  • 添削例
    • 添削前: この記事を読めば、インボイス制度について適切な対応ができます。(→メリット)
    • 添削後: 適切な対応をすることで、売上や収入の減少を回避しやすくなります。(→ベネフィット)
  • 解説:
    「適切な対応ができる」というのは、記事を読むことで得られるメリット(事実)です。
    ベネフィットとは、そのメリットを得た結果、読者の未来がどう良くなるか(悩みがどう解決されるか)を示すものです。
    「収入が減るのを避けられる」というベネフィットを提示することで、読者は「この記事は自分にとって読む価値がある」と感じ、読み進めてくれます。

② まとめの最後で行動喚起をする

記事を読んで満足して終わり、ではなく、読者に次のアクションを促すことがメディアの目的です。

  • 添削例
    • 添削前: 自分に合う支払い方法を検討しましょう。
    • 添削後: 自分に合う方法を選択し、期限である〇月〇日までに支払い手続きをしましょう
  • 解説:
    読者は基本的に受け身であり、指示されないと行動しません。
    「何を」「いつまでに」「どうすればいいのか」を具体的に示し、行動を後押ししてあげましょう。

最後に:チェックシートの活用

今回解説した内容は、チェックシートとしてまとめられています。
このチェックシートを、記事を書く前と、推敲(見直し)する時の2回、確認するようにしてください。

最初は全ての項目を完璧にこなすのは難しいので、「今日は冗長表現だけ気をつける」のように、一つか二つに絞って意識することから始めましょう。
これを繰り返すことで、意識しなくても自然と質の高い文章が書けるようになります。
ぜひこの内容を日々のライティングに活かし、文章力を向上させていきましょう。