※AIツールを利用して、今回の話を要約しました。
ほぼ修正はしてないので実際の内容と相違している部分があります。
参考資料としてお使いください。
芦田おさむしさんによる「超初心者向けカメライター入門講座」まとめ
ライターコミュニティ「Webライターラボ」のイベントで、講師の芦田おさむしさんによる「超初心者向けカメライター入門講座」が行われました。
この講座は、特に取材やインタビューを行うWebライターがカメラ撮影のスキルを身につけることの重要性と、そのための基本的な知識・心構えを学ぶことを目的としています。
以下に、講義の内容を網羅的にまとめます。
はじめに:なぜWebライターがカメラを学ぶべきか
講師紹介:芦田おさむしさん
- ライター歴6年目。元々はゲーム会社に勤務。
- 格闘技メディアでのライター経験を経て、現在は取材系の仕事をメインに活動。
- ペンネームは「芦田おさむし」だが、仕事の多くは本名の「手塚裕之」名義。
カメラを学ぶメリット
インタビュー記事には、取材対象者の写真がほぼ必ず掲載されます。
通常、記事制作ではライターとは別にカメラマンを手配する必要がありますが、カメラマンの費用は高額になりがちです(例:半日で3万円、1日で5万円など)。
このコストがクライアントの負担となり、写真掲載をためらうケースも少なくありません。
そこで、もしWebライター自身が写真を撮影できれば、以下のようなメリットが生まれます。
- クライアントはカメラマンを別途手配するコストと手間を削減できる。
- ライターは撮影料金を上乗せして報酬アップを狙える(「カメラマンを雇うよりは安いが、記事執筆料よりは高い」という価格設定が可能)。
- 撮影もできるWebライターとして、他のライターとの差別化が図れ、仕事の幅が広がる。
少しの写真撮影スキルがあるだけで、クライアントから重宝される存在になれる可能性が高まります。
講座の3つのテーマ
今回の講座は、以下の3本立てで構成されています。
- インタビュー時のポートレート(人物写真)撮影のコツ
- カメラが写真を写す仕組みの解説
- カメライターとしての心構え
1. インタビュー時のポートレート撮影のコツ
ここでは、一眼レフカメラやミラーレスカメラを持っているけれど仕事で使ったことがない人や、スマートフォンしか持っていない状況で急に撮影を頼まれた人にも役立つ、即効性のあるテクニックを紹介します。
最も重要なポイント:「構図」を意識する
良いカメラがなくても、構図(写真の中に被写体をどう配置するか)を意識するだけで、写真の質は格段に向上します。
基本的な構図とバリエーション
- 基本の構図(斜め45度)
- インタビュアーと話している取材対象者を、斜め45度の角度から撮影するのが基本です。
- カメラ目線ではなく、自然に話している様子を撮ることで、カメラの存在を意識させないナチュラルな写真になります。
- 少し引いて撮る(トリミングの余地を残す)
- Web記事で使われる写真は最終的に小さく圧縮されるため、撮影時に被写体を画面いっぱいに撮る必要はありません。
- 少し引いて(被写体を少し小さめに)撮影しておくことで、後からトリミング(切り抜き)で構図を調整しやすくなり、使い勝手の良い素材になります。
- 動きや表情のバリエーションを撮る
- 同じポーズだけでなく、手を動かしている瞬間、腕を組む、笑顔、真顔、笑った勢いで前を向いた瞬間など、複数のパターンを撮影しておきましょう。
- 豊かなバリエーションがあると、記事の内容に合わせて最適な写真を選びやすくなります。
- 寄りの写真を撮る
- 引いた写真だけでなく、思い切って被写体に寄った写真も撮影しておくと、表現の幅が広がります。
- 小道具を活用する
- 基本は机の上に何もない状態で撮影しますが、クライアントの要望やメディアの方針によっては、仕事に関連するものや、その人のキャラクターを表す小物を置くこともあります。
- Webライター側から「こういう小物を置いてみてはどうですか?」と提案することも可能です。
- アングルを変えてみる①:上から見下ろす
- 少し高い位置から撮影すると、被写体が話に集中しているような真剣な雰囲気を演出しやすくなります。
- 注意点:頭頂部が気になる年代の男性などを撮影する際は、相手が不快に思わないか配慮が必要です。
- アングルを変えてみる②:下から見上げる
- 下から煽るように撮影すると、未来を見据えているような、前向きで楽しげな印象を与えやすくなります。
- 特に笑顔やワクワクした表情を引き立てるのに効果的な構図です。
- 真横から撮る
- インタビューに集中している様子をより強く印象付けることができます。
- 空間の作り方で印象を操作する
- 被写体の目線の先に空間を作る:未来や希望といった、前向きな印象を演出できます。
- 被写体の背後に空間を作る:ここだけの話、内密な話といった、少しミステリアスな印象を与えます。
- 反対側からも必ず撮る
- 左右どちらからの構図も使えるように、必ず反対側からも撮影しておきましょう。
- 写真を左右反転させると、髪の分け目や服装の非対称性から不自然さが生まれてしまうため、素材として両方用意しておくことが重要です。
- アイキャッチ用の写真
- 記事のトップ画像(アイキャッチ)用として、座っている写真とは別に、立っている姿を撮影させてもらうこともあります。
- 体を少し斜めにすると、ビジネス系やおしゃれな雰囲気が出ます。
- 真正面を向いてもらったり、小物を持ってもらったりするパターンもあります。
- 日の丸構図を避ける:被写体を真ん中に置く「日の丸構図」だけでなく、左右どちらかにずらして空間を作っておくと、そのスペースに記事タイトルやロゴを入れやすくなり、デザイナーが加工しやすい素材になります。
ポートレート撮影のまとめ
写真がどのように使われるかを意識して、様々な構図を試すことが最も大切です。これらのテクニックはスマートフォンでも実践できます。
2. カメラが写真を写す仕組み
ただ撮るだけでなく、なぜ写真がそのように写るのかという「仕組み」を知ることで、より主体的に写真をコントロールでき、撮影が楽しくなります。
写真の明るさを決める3つの要素
カメラは、以下の3つの要素を組み合わせて、取り込む光の量を調整し、適切な明るさの写真を作り出しています。
- シャッタースピード
- 絞り(F値)
- ISO感度
① シャッタースピード
シャッターが開いている時間の長さを表します(例:1/100秒)。
- 速い(時間が短い)
- 効果:素早く動く被写体もピタッと止まったように撮影できる。
- デメリット:光を取り込む時間が短いため、写真が暗くなりやすい。
- 遅い(時間が長い)
- 効果:光を多く取り込めるため、写真が明るくなる。
- デメリット:撮影中に被写体が動くと「被写体ブレ」、カメラが動くと「手ブレ」が起きやすい。
(例)回転体操をしている人を撮ると…
- シャッタースピード1/2秒(遅い):何をしているか分からないほどブレた写真になる。
- シャッタースピード1/200秒(速い):動きがピタッと止まった鮮明な写真になる。
② 絞り(F値)
レンズの中にある、光が通る穴の大きさのことです。「F値(F2.8、F11など)」という数値で表されます。
- 絞りを開く(F値が小さい)
- 効果:穴が大きくなり光を多く取り込めるため、写真が明るくなる。背景がボケやすくなる。
- ポートレートで被写体を際立たせたい時によく使われます。
- 絞りを絞る(F値が大きい)
- 効果:穴が小さくなり光を取り込む量が減るため、写真が暗くなる。背景までくっきりとピントが合う。
- 風景写真など、全体をシャープに写したい時に使われます。
最近のスマートフォンには、このF値を調整して背景のボケ具合をコントロールできる機能が搭載されているものもあります。
③ ISO(イソ)感度
カメラのセンサーが光をどれだけ強く感じるか、その感度を表します。
- ISO感度が高い
- 効果:少ない光でも明るい写真が撮れるため、暗い場所での撮影に強い。
- デメリット:感度を上げすぎると、写真にザラザラとしたノイズが発生し、画質が荒れやすくなる。
- ISO感度が低い
- 効果:ノイズが少なく、きめ細やかで綺麗な画質になる。
- デメリット:光を多く必要とするため、暗い場所では写真が暗くなってしまう。
プロは基本的にISO感度をなるべく低く保ち、シャッタースピードと絞りで明るさを調整します。
ただし、近年のカメラは性能が向上し、高いISO感度(例:ISO6400程度)でもノイズが目立たなくなっています。
3要素の組み合わせで写真をコントロールする
これらの3要素は互いに影響し合っています。
例えば、「背景をもっとぼかしたい」と思い絞りを開いた(F値を小さくした)結果、写真が明るくなりすぎた(白飛びした)とします。
その場合、シャッタースピードを速くするか、ISO感度を低くすることで、取り込む光の量を減らし、適切な明るさに調整することができます。
このように3要素をパズルのように組み合わせることで、意図した通りの写真を撮れるようになります。
写りを決めるもう一つの重要要素:レンズ
レンズには大きく分けて「望遠レンズ」と「広角レンズ」があり、それぞれ写り方に特徴があります。
- 望遠レンズ(遠くのものを大きく写す)
- 特徴:遠近感を圧縮し、遠くにあるものと近くにあるものの距離が縮まって見える「圧縮効果」があります。
- 例:実際よりも人混みが密集しているように見える報道写真など。
- 広角レンズ(広い範囲を写す)
- 特徴:遠近感を強調し、被写体の奥行きや長さが引き伸ばされて見える「パース効果」があります。
- 例:下から見上げたビルの高さや迫力を強調した写真、人物の足を長く見せる写真など。
これらのレンズの特性を理解し、表現したいことに合わせて使い分けることで、より意図的な写真作りが可能になります。
3. カメライターとしての心構え
実際にWebライターがカメラを持って現場に行く際に、持つべき心構えについてです。
① まずは楽しんで、たくさん撮る
ライティングと同様に、写真は撮れば撮るほどうまくなります。
たくさんシャッターを切る中で、「もっとこうしたい」という欲求が生まれ、それを実現するためにカメラの設定や構図を工夫するようになり、撮影がどんどん楽しくなっていきます。
② 現場では「プロ」と見なされる覚悟を持つ
「プロのカメラマンではないから」と甘えるのではなく、カメラを持って現場に来た時点で、あなたはプロとして見なされます。
クライアントは、たとえ追加料金が少額であっても、ディレクターがスマホで撮る写真よりもクオリティの高いものを期待しています。その期待に応える義務がある、という覚悟を持ちましょう。
③ 愛を持って被写体に向き合う
高価な機材がなくても、良い写真を撮るために最も大切なことです。
それは、「その人のために、今自分ができるベストな写真を撮ろう」と努力する姿勢です。
Webサイトに掲載された写真は、その人にとって一生残る可能性があります。
「こんな写真を撮ってほしくなかった」と思わせないよう、その人が一番魅力的に見える構図を探したり、その人の想いが伝わるような一枚を撮る努力をしたりと、できる限りのベストを尽くしましょう。
この意識を持つだけで、撮る写真は必ず変わっていきます。
質疑応答
Q1. 取材中に写真を撮るのが苦手です。どのタイミングで撮影していますか?
A1. 取材中はインタビューに専念します。撮影は、インタビューがすべて終わった後に時間を設けて行います。
例えば、自分が座っていた席にディレクターに座ってもらい、取材対象者と雑談している様子を撮影するなど、インタビューとは完全に時間を切り分けています。
Q2. インタビュー記事で使う画像のファイル形式と容量は、どのくらいが適切ですか?
A2.
- ファイル形式:基本的にJPEGで十分です。プロカメラマンが使うRAWデータでの撮影・現像まで求められることは、Webライターへの依頼の範囲では稀です。
- 容量(サイズ):クライアントから特に指定がなければ、お使いのカメラで撮影できる最大サイズで撮るのがおすすめです。大きなサイズの写真を後から小さくする方が、画質が劣化しにくいためです。データのやり取りや保存容量に問題がある場合は、一段階サイズを落とすなどの調整も考えられます。
