要約:インタビューライター講座 案件の獲得方法・聴き方をレクチャー

※AIツールを利用して、今回の話を要約しました。

ほぼ修正はしてないので実際の内容と相違している部分があります。
参考資料としてお使いください。

»本編(動画やスライドが見れる)はこちら


インタビューライター講座:案件の取り方・聞き方(講師:藤原氏)

本講座は、インタビューライターの藤原氏が、自身の経験に基づき「案件の獲得方法」と「インタビューの聞き方」について解説するものです。
これから挑戦したい方から、さらにスキルアップしたい方までを対象としています。


■ 講師・藤原氏の自己紹介とインタビューへの考え方

  • 経歴
    • 元NHKの取材ディレクター。
    • その後、法人営業を経験。
    • この「取材 × 営業」の経験が、現在のライター活動の軸となっている。
    • 2020年に副業でライターを始め、2022年に独立。
    • 現在は医療分野(開業医)、スタートアップ経営者、採用(社員紹介)などの分野で、1年半で約120件のインタビュー実績を持つ。
  • インタビューライターとしての心構え(マインド)
    1. インタビューは「読者の代理」ではない
      • 読者の代わりにはなれない。インタビューするのはあくまで「自分」。
      • 最も重要なのは、インタビュアー自身が相手に対し「どれだけ誠実な関心を寄せられるか」。
      • 小手先のテクニックではなく、「この人のことを本当に知りたい」という欲求が全ての土台となる。
    2. 源泉は「好奇心」
      • コミュニケーション能力や話の上手さよりも、「相手のことを知りたい」「知ったことをみんなに伝えたい」という純粋な好奇心がほぼ全て。
      • この気持ちがあれば、自然と良い質問が生まれる。
    3. 最高の取材は「予定調和ではない旅」
      • 取材相手が「そんなこと聞くの?」と驚いたり、「こんなことまで話しちゃった」と感じたりする瞬間こそ、インタビューの醍醐味。
      • 決められたことを聞くだけでなく、相手と共に未知の領域へ踏み込む「旅」のような感覚が、成功した取材の証。

■ 【前半】案件の獲得方法と「実績作り」の落とし穴

  • 基本的な案件獲得方法
    • 既存クライアントへの提案:「実は取材もできるのですが」と提案するのが最も確実。
    • クラウドソーシング:インタビュー案件を探す。
    • SNSでの発信:「インタビューライター」「取材が得意」と常にアピールする。
    • 直接営業:書きたい媒体に直接アプローチする。
    • メディアでの立候補:ウェブライター募集メディアなどで手を挙げる。
  • 実績作りのための「サンプル記事」における4つの落とし穴ポートフォリオ用に作成したサンプル記事が、かえってマイナス評価に繋がってしまうことがあります。以下の点に注意が必要です。
    1. 「インタビュアーと相手が友人同士」に見える記事
      • 「いつも気さくで〜」など、親しい関係性を感じさせる表現は逆効果。
      • インタビューの基本は「初対面」。親しい間柄での取材は、スキルを正しく評価する上で参考にならない。
    2. 「記事の目的」が不明確な記事
      • 単なる人物紹介に終始し、「これから頑張ります」といった漠然とした結論で終わっている。
      • 読者が記事を読んで何を得られるのか、どこがゴールなのかが分からない記事は、構成力の欠如と見なされる。
    3. 「ストーリー」が不足している記事
      • 「どんなライターとして描きたいか」という設計がないため、事実の羅列になり、話が薄っぺらくなる。
      • 読後感が「で、結局何が言いたかったの?」となりがち。
    4. 「冗長な表現」が多い記事
      • 臨場感を出そうとして、「あのー」「えっと」といった話し言葉をそのまま書き起こしたような、読みにくい文章になっている。
      • ライターとしての編集・構成能力が低いと判断される可能性がある。
  • 【補足】サンプル記事では「ノウハウ」を軸にすべし
    • 有名人でない限り、個人の半生(人物インタビュー)は読まれにくい。
    • 「ライター半年で月収XX万円を達成した方法」のように、読者が明日から実践できるノウハウを軸に構成する方が、クライアントからの評価も高まりやすい。

■ 【後半】インタビューの「聞き方」

  • インタビューは「聞く」のではなく「掘る」仕事
    • インタビュアーの仕事は、質問をして相手に答えてもらうことではない。
    • 「掘る」か「さらに深く掘る」かの二択
    • 重要なのは「どこを掘るか」「どこまで掘るか」「どうやって掘るか」。
    • そのための唯一の道具が「質問」である。
  • 掘る道具=質問の使い分け(スコップの比喩)質問を様々な種類の「スコップ」に例え、状況に応じて使い分けることが重要です。
    • ① 園芸用スコップ(基礎的な事実確認)
      • 「いつ」「どこで」「誰が」などの5W1H。
      • 時系列や事実関係の確認。
    • ② 雪かき用シャベル(感情や背景を掘る)
      • 「なぜ」「どうして」「どんな気持ちでしたか?」
      • 「周りの反応はどうでしたか?」
    • ③ 土木工事用シャベル(さらに深く掘り下げる)
      • 「本当は不安だったんじゃないですか?」と本心に迫る。
      • 「なぜそうなったのですか?」と「なぜ」を繰り返す。
    • ④ アイスクリームスクープ(話をすくい上げ、転換する)
      • ネガティブな話をポジティブに言い換える。「前向きに捉えると、〜ということですか?」
      • 相手の発言を別の視点から解釈し、提示する。
    • ⑤ ショベルカー(根本的な問いを投げかける)
      • 「そもそも、なぜライター以外の選択肢はなかったのですか?」
      • 多用は禁物だが、話の前提を覆すことで、より深い気づきを得られることがある。
  • 「なぜなぜ分析」で本質に迫る
    • 本質にたどり着くには「なぜ」を5回繰り返すと良いとされる(ファイブ・ホワイズ)。
    • ただし、「なぜですか?」と無機質に繰り返すと相手は不快になる。聞き方の工夫(後述)が不可欠。
    • 聞き方や掘り下げる順番によって、話の展開は全く変わる。
  • インタビューのタイムキーピング(60分の場合の目安)
    • 〜 5分:アイスブレイク、アジェンダ説明
    • 〜30分:過去から現在までの経緯(事実確認)
    • 〜50分エピソードの掘り下げ(最重要フェーズ)
    • 〜60分:将来の展望、クロージング
    • 時間が短い場合は「過去」を削りがちだが、本来は過去を丁寧に聞くことで相手と打ち解けやすくなる。
  • 質問リストの重要性と活用法
    • インタビューは「旅」であり、質問リストは「地下鉄の路線図」。迷子にならないための道しるべとなる。
    • 作り方のコツ
      • 絶対に聞きたい重要な質問は、文字を大きくするなど目立たせる。
      • 掘り下げたい箇所は「なぜ?」もセットで書いておく。
      • 記事に含めたいキーワードをメモしておく。
    • 使い方
      • 最初の3つの質問は暗記しておくと、スムーズに始められる。
      • リストに縛られすぎず、あくまで「戻る場所」として活用し、自由に旅をする感覚を持つ。
  • 聞き方のパターンを使い分ける
    • 「なぜ」を連発するのではなく、以下のような質問パターンを使い分けることで、自然に話を深めることができる。
    • 【広げる質問】
      • オープンクエスチョン:「なぜ〜?」「どのように〜?」
      • 比較:「普通は〜すると思うのですが、あなたはなぜ〜したのですか?」
      • 仮定:「もし今、案件がゼロになったらどうしますか?」
    • 【固める質問】
      • 選択式:「理由はAですか、それともBですか?」
      • 要約確認:「つまり、ここまでの話をまとめると〜ということですね?」
    • 【迷子防止の質問】
      • 再質問:「申し訳ありません、もう一度教えていただけますか?」
      • 知ったかぶりをせず、分からないことは正直に聞く。

■ 質疑応答の要点

  • 自分の体験を話すか?
    • 積極的に話す。「普通はこう思うのですが」という形で自分の主観を入れることで、相手は話しやすくなる。
  • 聞く:考えるの割合は?
    • 理想は「10:0」で聞くことに集中する。次の質問を考える時間は極力短くする。
  • 服装・持ち物は?
    • 服装は相手のTPOに合わせる(基本はシャツが無難)。持ち物は安っぽくないペンや、2台のレコーダー(iPhoneとボイスレコーダーなど)を用意する。
  • メモは取るか?
    • PCでのメモはNG。相手に「聞いてくれている」と感じさせるため、手書きで要点(固有名詞、数字など)のみをメモする。
  • 記事で使わなかった質問について
    • 事前に「お話のすべてが記事になるわけではありません」と伝えておくことで、相手の不満を防げる。
  • 対面とオンラインの違いは?
    • オンラインでは、相槌や表情などのリアクションを対面より「マシマシ(大げさ)」にすると伝わりやすい。
  • AIの影響は?
    • 事前リサーチが楽になるなど補助的な活用はあるが、インタビューライターの仕事の根幹を脅かすものでは、今のところない。
  • 相手が嫌がったら?
    • すぐに謝罪し、聞き方を変える。無理に深掘りしない。

■ 最後のメッセージ

インタビューライティングにおいて、小手先のテクニック以上に「好奇心」が重要です。相手への誠実な関心を持ち、「なぜ?」を掘り下げる意識を持つこと。そして、そのための「掘り方(質問の仕方)」を磨き続けることが、良いインタビューライターになるための鍵です。ぜひ、インタビューという「旅」を楽しんでください。