※AIツールを利用して、今回の話を要約しました。
ほぼ修正はしてないので実際の内容と相違している部分があります。
参考資料としてお使いください。
スピードライティング講座(講師:まむし氏)の網羅的まとめ
はじめに:講座の概要と目的
本講座は、ライターの執筆速度を向上させることを目的とした「スピードライティング」の技術を解説するものです。
主にインタビューライターを対象としていますが、あらゆるジャンルのライターや編集者にとっても役立つ内容です。
講師のまむし氏は、元ネットニュース記者で、現在は企業に所属しながら複数のWebメディア運営責任者を務める傍ら、書籍の執筆なども手掛けています。
ライター・編集者のマネジメント経験や自身の執筆経験から編み出した、実践的なメソッドが紹介されました。
なぜ「早く書く」ことが重要なのか?
ライターが抱えがちな執筆の悩み
多くのライターは、以下のような場面で執筆が止まってしまう経験を持っています。
- そもそも書き始めるのが億劫で、着手できない。
- 書き始めたものの、途中で筆が進まなくなる。
- ある程度書けたが、どう結論づければ良いかわからず迷路にはまる。
現代におけるスピード(量)の重要性
かつては「質」が最も重視されていましたが、現代、特にWebコンテンツにおいては「量」も非常に重要な要素となっています。
- 読者との接点増加:記事が1本よりも10本ある方が、より多くの読者の目に留まり、多様なニーズに応えることができます。
- 編集者からの信頼獲得:質を担保した上で、締め切りを前倒しで納品してくれるライターは、編集者にとって非常にありがたい存在であり、次の仕事につながりやすくなります。
- 収入への直結:1日に書ける記事の本数が増えることは、フリーランスライターの収入に直接影響します。
講師(まむし氏)の執筆スピード例
- 6000字程度のインタビュー記事を約1日~1.5日で完成させる。
- 執筆プロセス:
- インタビュー終了後、帰り道の電車内でスマートフォン(フリック入力)で本文を書き始める。
- 帰宅後、テープ起こしを2倍速で聞きながら、内容の補足や修正を行う。
- 見直しを含めて、1日~1.5日で納品レベルに仕上げる。
執筆が遅くなる根本原因と解決の方向性
原因は「打つ速さ」ではなく「考える時間」
執筆が遅い原因のほとんどは、タイピングの速度ではなく「考える時間」が長すぎることにあります。
- 非効率な進め方:「考える→書く→考える→書く…」と繰り返すと、思考が中断され、疲弊してしまいます。
- 効率的な進め方:最初に「考え抜き」、その後は「ひたすら書く」というように、思考と作業のフェーズを分離することが、スピードアップの鍵です。
「考える」ことからの脱線
執筆中に「考える」時間には、コンテンツの本質から脱線した思考が多く含まれます。
- 例:「この日本語表現は正しいか?」「あの本に良い表現があったな…」「そういえば、この著者のTwitterは…」など。
このような思考の発散が、執筆を遅らせる大きな要因です。
執筆速度は「企画段階」で決まっている
- 書くのが速い人:
- 企画段階で「どんな記事を作るか」というゴールが明確。
- タイトルやリードのイメージも固まっている。
- 取材では、そのゴールから逆算して必要な情報を集めるため、材料が揃った状態で執筆を始められる。
- 書くのが遅い人:
- 企画のイメージが漠然としている。
- まず情報を網羅的に集め、そこから「何を書こうか」と考えるため、思考が分散し、着地点を決めるまでに時間がかかる。
【実践編】執筆を高速化する具体的なメソッド
執筆を始める直前に以下の準備を行うことで、その後の執筆作業が劇的にスムーズになります。
1. 骨子作り:A4用紙とペンで思考を整理する
いきなりPCに向かうのではなく、まず手書きで記事の骨組み(骨子)を作ります。
【手順】
- A4用紙を横長に置き、4つ折りにする。
これにより、4つのブロック(段落)ができます。 - 左上の余白に「ターゲット」と「記事の目的」を殴り書きする。
- 例:「ライター3年目、執筆速度に悩んでいる人」「この記事を読んで、明日から試せる工夫を見つけてもらう」
- 4つのブロックの冒頭に「大見出し」を書く。
記事全体の構成案(プロット)を決めます。 - 各ブロックに「盛り込みたい情報」を書き出す。
- 取材で得た情報(印象的なフレーズ、エピソードなど)を、どのブロックに入れるか分類し、キーワードで書き込んでいきます。
- 時系列は気にせず、とにかく情報を配置していく「地図作り」のイメージです。
- 情報の取捨選択と再構成を行う。
- 全体を眺め、不要な情報を削り、足りない情報を認識します。
- 取材中に当初の想定と違う面白い話が出た場合は、この段階で構成を柔軟に組み替えます。足りない情報は、後ほどメールなどで追加取材します。
2. 口頭での内容確認:人に話せるレベルまで練り上げる
作成した骨子をもとに、その内容を他人に口頭でスラスラ説明できるかを試します。
(例:家族や友人、あるいは脳内の架空の相手に対して)
このプロセスで、話のつながりが悪い部分や説明が不足している箇所が明らかになり、構成の精度を高めることができます。
【実践編】執筆中のテクニック
① タイトルとリード(書き出し)から書く
多くの人が最後に回しがちなタイトルとリードですが、最初に書くことを推奨します。
- なぜ先に書くのか:最初に記事の「顔」と「導入」を決めることで、その後の文章の方向性がブレなくなり、一貫性が生まれます。
- リード作成のフレームワーク:以下の「視点」と「文体」の掛け合わせで、様々なパターンのリードを考えられます。
- 視点(どこから始めるか)
- 鳥の目線(マクロ):社会情勢や業界のトレンドなど、大きな視点から入る。
- 虫の目線(ミクロ):インタビュー相手個人の具体的な体験や感情から入る。
- 文体(どう表現するか)
- 事実:客観的なデータや出来事を淡々と述べる。
- 比喩表現:「それはまるで、羅針盤のない船旅のようだった」など。
- 質問文:「皆さんは、自分のキャリアに満足していますか?」など。
- セリフ:「『もうダメだと思った』。そう語るのは…」など。
- 否定文:「ライティングスキルは、一日で身につくものではない」など。
- 視点(どこから始めるか)
② 「言い換え」をマスターする
同じ言葉の繰り返しを避けるための「言い換え」には、2つの目的があります。
- スムーズに読ませるための言い換え
- 目的:語尾の重複(「~ます。~ます。」など)を避け、文章のリズムを良くする。
- 方法:意味がほぼ変わらない、フラットな類語を選ぶ。(例:「話す」→「述べる」)
- 立ち止まらせるための言い換え
- 目的:より的確な表現を使い、話し手の意図や情景を強調する。
- 方法:多義的な言葉や、主観・描写を伴う言葉を選ぶ。
- 話し手の主観を補強:「言う」→「主張する」「断言する」
- 情景描写を補強:「言う」→「叫ぶ」「つぶやく」
③ 「接続詞」で文章をつなぐ
文章と文章のつながりが悪いと感じたときは、接続詞が強力な武器になります。
- 接続詞の役割:文と文の論理関係(順接、逆接、対比、言い換えなど)を読者に明示し、スムーズな理解を助けます。
- 多様な接続詞をストックする:「しかし」「そのため」だけでなく、「一方」「すなわち」「ちなみに」「さて」など、様々な接続詞の引き出しを持っておくことで、表現の幅が広がります。
- 「また」の注意点:「また」は非常に便利ですが、論理的なつながりがなくても使えてしまうため、安易に使うと文章が散漫になります。「最後の手段」と考えるのが良いでしょう。
マインドセットと仕事の進め方
マインドセット
- 「作品」ではなく「読者のニーズに合ったコンテンツ」を作る。
- 書き手の「伝えたい」という思いも大切ですが、常に「読者が何を知りたいか」という視点を持ち、客観的に情報を整理することが重要です。
仕事の進め方
- ゴールデンタイムを逃さない。
- 取材直後は、書き手も取材相手も記憶が鮮明で、熱量が高い状態です。このタイミングを逃さず、すぐに作業に着手することが効果的です。
- 自分の中に締め切りを設ける。
- クライアントから提示された納期とは別に、「自分だけの短い締め切り」を設定し、前倒しで進める意識を持ちます。
- 「人に聞くライン」を決めておく。
- 一人で悩みすぎない。「1時間悩んでも分からなければ人に聞く」など、相談するタイミングを決めておくことで、無駄な時間を削減できます。
質疑応答まとめ
- Q. 早くできた原稿はすぐ提出すべき?
- A. 嬉しいことだが、それが当たり前だと思われないよう「今回は筆が乗ったので」などと一言添えて出すと良い。
- Q. 取材中に新しい切り口が出てきたら?
- A. 嬉しい誤算と捉え、取材後に骨子を再構成する。足りない情報はメール等で追加確認する。そのためのバッファとして、納期には余裕を持っておくことが大切。
- Q. インタビュー記事の構成力はどう磨く?
- A. 他の記事を読むだけでなく、テレビのドキュメンタリー番組(例:『プロフェッショナル 仕事の流儀』)などを「構成」を意識して観ると、非常に勉強になる。
- Q. 語尾の「~ます」が連続してしまう。体言止め以外の回避法は?
- A. 「~という説明です」のように名詞化する、「~でしょう」と推量形にする、セリフ(「」)にするなどの方法がある。
- Q. 1問1答形式の記事で、質問文はどう入れる?
- A. ①話題の転換点、②読者の疑問を代弁する(「それは具体的にどういうことですか?」)、③相手の発言を要約する(「つまり~ということですね」)という3つの役割で効果的に使う。
- Q. ChatGPTは使える?
- A. 使える。リード文のアイデア出しや、言葉の言い換えなどで非常に有効。今回の講座資料の例文もChatGPTを活用して作成した。
